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人生いろは坂

いよいよ始まった燃料棒の取り出し 

2013年11月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 やっと福島第一原子力発電所で核燃料棒の取り出しが始まった。これが終息に
向けての第一歩と言うべきか。何しろ原発がメルトダウンを起こし水素爆発で
建屋が吹き飛んだ時に一番懸念されたのは、夥しい使用済みや使用前の核燃料棒の
事であった。原子炉のメルトダウンだけでなく、この燃料棒までもが崩壊する
ようなことになったら今回の放射能汚染では終わらなかったであろうと言われて
いる。不幸中の幸いだったと言うべきか。それだけにプールの補強や燃料棒の
取り出しが急がれていた。

 核燃料棒は水を張ったプールの中へ収納されている。使用後の核燃料棒は
冷やし続けなければならない。原子炉から取り出しても発熱は続いているからだ。
炭火のように水をかければ消えてしまうような生易しいものではない。いつまでも
冷めることのないこの熱を崩壊熱と言う。

 大量の核燃料棒を冷やしているプールの水が抜けてしまうとどのようなことになるか。
想像に難くない。メルトダウンのようにはならないにしても恐らくは夥しい核分裂物質が
飛散することになるであろう。そうなれば関東一円から東北、北海道、ともすれば
西日本一円にまで核による汚染は間違いないだろう。日本列島に住める場所はなくなって
しまう。

 さて、事件後の汚染地帯を洗い清めるかのような禊(みそぎ)の雨が繰り返し降っている。
嵐も何度かこの地方を襲った。これらの雨は被害さえもたらさなければ禊の雨だと思いたい。
あの広島や長崎も繰り返される降雨によって清められた。

 広島や長崎の早期復興は奇跡だと言われている。20年いやそれ以上と言われていた
広島や長崎の放射能はどのような経緯をたどって減衰していったのか。誰も追跡して
いないし報道もされていないので良くわからない。半ばタブーのように触れられない
ままに60有余年が過ぎ去ってしまった。日本が砂漠の国であったら、こうも早く
放射能被害から解放されたであろうか。日本はアジアのモンスーン地帯の端にある。
季節ごとに繰り返し降る雨と雪と台風に救われてたのかも知れない。

 そして何度も行われた世界各地の核実験による放射能の被害はどのような経緯を
たどっていったのだろうか。世界中を汚染した、この夥しい核物質はどのように
して消えていったのだろうか。果たして消えてしまったのか。一説には味噌や醤油や
酒と言ったものを作る酵母や乳酸菌などと言ったものが汚染物質を駆逐したと言う
話などを聞くに及んで、まさかとは思うがそんなこともあり得ない話ではないと
考えている。誰も調べたものはいない。従って肯定も否定も出来ない。

 光合成細菌なるものがある。京都大学の教授が二十年近く前、各種の実験を行い
その有用性を実証している。地球創世記の太古から生き続けてきた特殊な微生物である。
文字通り光などの電磁波をエネルギー源として繁殖している微生物だ。原始地球の
大気の組成を気が遠くなるような時間をかけて今のような組成に変えてきた。
太古の海に誕生し大気の海で大繁殖をしていたと言われている。その頃の大気や
海は様々な電磁波で満たされた状態であった。紫外線、宇宙線、核物質等から
放たれる電磁波等である。これらのエネルギーこそが微生物を大繁殖させ生物の
進化への大きな足がかりを作ってきた。

 生物界は天敵さえいなければ大繁殖をする。この地球上では様々な出来事に
よって生物が絶滅の危機に瀕したことが度々ある。そして、その後には必ず
爆発的な繁殖期を迎えている。繁殖の初期に天敵となるものがいないからだ。
しかし大繁殖期がピークを越えると餌の奪い合いが始まる。そうすると弱肉強食の
ような関係が生じ、食物連鎖が始まる。

 生物界においては、食物連鎖の頂点に立つ者だけが繁殖できるわけではない。
頂点に立つものも自分の餌となるものの数によって繁殖数は決まってくる。
生物界は実に巧みな仕組みで出来ている。これが自然と言うものだろう。
しかし、その仕組みを壊してきたのは他ならぬ人間である。人間だけは他の
生物と異なり扱いが難しい。この自然界とは異質の核物質のようなものである。

 その生物界を修復してくれるかも知れないものが光合成細菌だと言われている。
私の実験だと夏の強烈な日差しの中ほど光合成細菌は増殖が速い。他の文献に
よると強烈な電磁波を向けると光合成細菌は好んでその方向に集中すると書かれて
いる。それほどまでに電磁波を好むものらしい。光合成細菌は電磁波を得るために
自らも放射性物質に向けて電磁波を出させるような動きを見せると言う。
信じられないような働きがあるとも言われている。

 いずれにせよ、人間の浅はかな知恵だけで汚染地帯の浄化は出来ないようだ。
もっと自然の持つ力に期待したい。除染と称して下手にかき回すのだけは
やめてほしい。静かに時が解決してくれるのを待つしかない。

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