メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

人生いろは坂

うれしい便り 

2013年11月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 先日、省エネ出前授業に出向いた第二福田小学校の4年生から文集のように
綴った一冊の便りが届いた。今までにも幾つかの学校でこのようなものを貰った
ことがある。今回もこうしたお礼の手紙だった。手紙には素直な小学生たちの
感想が様々に綴られていて微笑ましい。

 今回は省エネ授業だったので冷蔵庫の中に物を詰め込みすぎないようにしよう
だとか、冷蔵庫の開け閉めを頻繁にするのはやめようだとか色々書かれていた。

 私は幼い子供たちに省エネや地球温暖化や環境問題などの話をするたびに
何かしら後ろめたさを感じている。それは、こうした状況に至らしめたのは
私たち世代の責任だと思うからだ。マッチで火をつけておいてそれを消すような
ことをしているような気がしてならないからだ。聞いていてくれる子供たちに
何の責任もない。彼らにとっては生まれた時から既に存在していた出来事であり
当たり前の事かも知れないが、彼らの将来がどうなるのだろうと考えると何とも
相済まないような気持になってくる。

 そこで最近の授業では通り一遍の説明だけでなく、申し訳ないがこんなことに
なってしまっている。おじさんたちも努力するけれど君たちも協力してほしい、
そして望むべくは君たちの中から偉大な政治家や科学者が誕生し、おじさんたちの
生きている間には解決しそうにない諸問題を解決してほしい。こんな言葉を付け
加えている。

 子供たちにとってはとんでもない時代に生まれてきたことになる。私たちに
とっても戦後の貧しい時代からヨーロッパに追いつけ追い越せと頑張ってきた。
その結果が公害と言う環境問題を生じ、更には無制限にエネルギーを消費して
きたために地球温暖化と言う取り返しのつかない非常事態に立ち至っている。

 台風30号は想像を絶するようなものであったようだ。最大風速が100mを
超えると言う想像を絶するような強力なもので、海はまるで津波のような高さの
波が立ち沿岸地方を襲ったと報じられている。過去に誰がこんな状況になることを
想像したであろうか。改めてアメリカのパニック映画の数々のシーンを思い出す。

 被害の状況が次第に明らかになりつつある。映像で見る限り東北地方を襲った
大津波の被害と酷似している。海水による激しい破壊力である。今回は風と高潮、
二重の猛威に遭遇したことになる。

 さて、私はお礼の手紙をくれた小学生たちに早速お礼のメッセージを書いた。
感謝の言葉ととともにお詫びも書いておいた。会場で子供たちに呼びかけたと
同じ思いからだった。そして校長先生にも電話をしておいた。校長先生のお話に
よると更にうれしいことがあった。

 「もったいない」の運動に賛同して描いたポスターや絵が何枚も表彰の対象となり
更には県知事賞まで受賞した生徒がいたとか、本当にうれしいことである。4年生の
拙い文章の中から全てを読み取ることは出来なかったけれど、私の出前授業や
環境学習の中から多くのことを学んでくれたのだと思う。少しでも子供たちの
心の中に自分たちが住んでいる地球を大切にしたいと言う思いが芽生えたのでは
ないだろうか。

 手紙の中に幾つかの「太陽の子」というフレーズが綴られていた。私が太陽の
エネルギーの話をしたときに、この中に異質なものが一つあると話した時の事だった。
石油などの化石燃料や水力、風力、そして太陽光発電、いづれも太陽のエネルギーに
よるものだ。

 そして私たち人間も太陽の恵み(エネルギー)によって作られたものを食べて
生きている。子孫を生み育てている。だから私たち人間も太陽エネルギーによって
作られているんだよと話したのだった。子供たちにとっては意外な言葉だったのかも
知れない。

 太陽エネルギーとは全く関係のない異質なものとはウラン燃料をエネルギー源に
している原子力発電のことである。原発が良いとか悪いとかは、あえて口にしなかった
けれど、太陽エネルギーとはおおよそかけ離れた異質なエネルギーであることに
違いはない。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ