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太陽の子 

2013年11月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 先のブログで倉敷市立第二福田小学校での省エネ出前授業について書きました。
その授業に於いて発電に使われているエネルギーで太陽エネルギーとはおおよそ
異なるものが一つある。それは核によるエネルギーだと話しました。核のエネルギーを
使うことには賛否両論あろうかと思います。

 それはさておき、私たちは太陽の恵みを受けて生きています。そして太陽の
恵みによってこの世に生を受けました。従って、私たちはみんな同じように
太陽の子なのだと話しました。子供たちにとっては、その言葉が余ほど新鮮に
聞こえたのか何人かの子供たちが「太陽の子」だということについて感想を
書いてくれました。

 太陽と私たちの関係は何気なく見過ごされていますが、私たちは太陽の存在
なくしてこの世に生を受けることはありませんでした。太陽のエネルギーに
よって誕生し、太陽のエネルギーが作り出すものを食して生きています。そして
今も連綿たる命の連鎖の中にあります。

 アバターと言う映画を見られたことがあるでしょうか。この映画には宇宙からの
侵略者として地球人が描かれていました。地球からはるかに離れたこの星には
多くの命がありました。動物、植物、昆虫など様々です。そのあり様は地球と
うり二つでした。ただ一つ、異なっていたのは「命の木」と言う不思議な木が
あって、この星の全ての命はこの木と繋がっていたことです。

 さて地球には命の木こそありませんが、全てのものは複雑に連携し合って
この世に存在しています。ガイアとも呼んでいます。巨大な命のネットワークが
あるのです。この命のネットワークこそが「命の木」に相当するものではない
でしょうか。

 そのネットワークが様々な理由によって断ち切られようとしています。開発と
称するもの、核爆発等による放射線障害、遺伝子組み換えと言うおぞましい操作に
よるものなどです。

 私たち生命は40億年と言う気が遠くなるような時間をかけて進化してきました。
そして必要ないものは淘汰され、選ばれたものだけが生き残ってきました。これが
神聖な命の連鎖です。そこへ割り込んできたものが、人間による様々な出来事です。
生命の進化の頂点にある人間が、地球のあるべき姿を変えているのです。

 アメリカのモンサントやデュポンやダウなどと言う化学会社が開発した遺伝子
組み換え作物が様々な形で食卓を脅かしています。たとえばトウモロコシです。
アメリカのトウモロコシは政府の手厚い援助もあって大量に生産されています。
それこそ倉庫に収納しきれないトウモロコシが屋外に山積みにされています。
そしてこれらが家畜の餌や様々なものの原材料として海外へ輸出されているのです。
むろん日本にも大量の遺伝子組み換えトウモロコシが輸入されています。
遺伝子組み換え作物はトウモロコシだけではありません。大豆もあります。

 こうした農作物は意図あって開発されました。農家にとって除草は大変な仕事ですし
収穫量にも影響します。従って、広大な農場の管理には様々な農薬が必要でした。
そのために開発された農薬の一つが除草剤(ラウンドアップなど)です。しかし
除草剤は雑草や農作物の区別なく枯らせてしまいます。

 そこで開発されたのが、この除草剤に強い品種です。しかし通常の品種改良は
幾世代もの交配を繰り返さなければ作れません。そこで考え出されたのが遺伝子操作
です。こうして農薬を開発し売ってきた会社は遺伝子操作を行った農作物を
開発しました。見た目はトウモロコシや大豆ですが遺伝子レベルではまるで
異なる異質なものです。農薬会社は遺伝子を操作した農作物とそれに適応した
農薬の両方を売り込むことに成功したのです。会社へ莫大な利益をもたらしました。

 問題なのはそれだけではありません。自然交配の中で既存のトウモロコシや
大豆と交配が進むとどのようなものが出来るかわからないことです。既に実験では
奇妙なものが誕生しています。しかもこれら遺伝子組み換え農作物は、様々な
形で私たちの体に入ってくる食べ物です。今も大量の遺伝子組み換えトウモロコシ
からコーンシロップが作られ、このシロップは様々な食品に使われています。
そして私たちは知らない間に飲んだり食べたりしています。

 また家畜の飼料として使われていますから牛肉や豚肉や鶏肉のように家畜が
食べて肉となったものを食べています。その影響は十分に確認されていません。
農林水産省のホームページを見ますと、すごい数の遺伝子組み換え農作物が
輸入解禁になって国内に入ってきています。

 原子力発電がおおよそ太陽エネルギーとはかけ離れたものであるように
遺伝子組み換え農作物も自然の進化とはかけ離れたものです。原発事故が
立証しているように、これから先にいかなる事態が待っているか予測不可能です。
影響がないと言えば嘘になるでしょう。

 さて、遺伝子組み換えとは全く逆を行こうとしている団体や個人がいます。
旧来からの選択された種子を使って自然栽培に近い形で農作物を作ろうと言う
試みです。嘘のような本当の話ですが遺伝子組み換えを本格的に取り組んでいる
会社がこうした伝統的な種子を独占しようとしているのです。それどころか
こうした農作物の原種と言われる植物まで占有しようとしているのです。
これらの会社は何を意図しているのでしょうか。実に不気味な動きだと
言わざるを得ません。先の遺伝子組み換えを行った会社などが行っています。
ウインドーズを開発したビル・ゲイツなどもその一人だと言われています。

 私たちの体は太陽エネルギーが作り出した農作物によって作られています。
その農作物が農薬など様々な理由によって汚染されています。農作物もまた
本来野生が持つ強さを失いつつあります。そして何より怖いのは成長期にある
子供たちの食べ物のことです。社会問題化している事件や学校での問題の
多くは、こうした食べ物に起因しているのではないかと言うことが、ずっと
前から懸念されています。それにも拘わらず研究も改善もされてはいません。

 学校給食は、ひたすら栄養価ばかりが追求され今日の給食スタイルになって
います。その上のハンバーガーやコーラ類のコーンシロップ入りの飲料の飲食です。
体に良いとはとても考えられません。スナック菓子の一部にも遺伝子組み換えの
ジャガイモが使われています。親はもっと子供の食事について考えてみるべきです。

 戦中戦後の食糧難の時代を生き成長してきた私たちから言わせれば牛乳も
牛肉もほとんど食べたことがなかったにも関わらず、栄養失調で死ぬこともなく
成長してきました。それどころか今の子供たちよりはるかに頑強な体を作って
来ました。何故なのでしょう。今、成長期にある子供たちは私たち世代よりも
寿命が短いとも言われています。全ては食べ物が関係しているからです。

 私たちの体は食べ物によって作られています。その食べ物が様々な人的な
行為によって作り変えられ汚染され続けている現実をどのように考えれば
良いのでしょうか。しかし、ほんのわずかにせよ警鐘を鳴らし続け改善の
努力をしなければ事態の深刻度は増すばかりです。

 今、私はわずかばかりの菜園と果樹畑を作りつつ、無農薬、無肥料(少肥料)
そして除草剤を全く使わない農業をしています。それでも従来には考えられなかった
ほどの収穫を得ることが出来るようになりました。その経緯は次の機会に書いて
みたいと思います。

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