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2014年01月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




 先日あるコマーシャルの撮影に参加した。撮影現場はロサンゼルス・ダウンタウンに有る古い劇場ビル。私は一番早いコールタイムだった。その日最初の撮影が私の出番なのだった。早く出て早く帰れるので嬉しい。コールタイムは10時半だったのだがその時間になっても衣装係やメーク係の人達が来ていない。

 やがて彼等が現れた。メイクを済ませ衣装を着けていよいよ撮影だ。スケジュールを見たら一番早い私の撮影が正午12時になっている。10時半に呼ばれたのは撮影前のリハーサルの為か。私は書道家の役。看板職人だった私は書道も何年か勉強した事があるので心配ない。と思っていたら監督が「本当に書道が出来るかは必要ではない、それより優雅にダイナミックに書いている振りをする事が必要」と言う。なるほど、それでオーデションではマーシャル・アートか太極拳の経験者を捜していたのかと納得。

 撮影は凄い重労働だった。確かに文字を書く姿を撮るのではなく格好の良い動きに重点が置かれた撮影だった。一旦撮影に入ると監督は興奮気味に「股をもっと大きく開いてダイナミックに動け」とか「優雅にしかしスピードのある動きをしろ」などと老人にさせる演技とは思えない肉体的な要求。床に敷かれた巨大な紙の上でお年寄りは息も絶え絶えに演技をするのであった。小一時間の撮影が終わると拍手が起きた。この時ほど太極拳をやっていて良かったと思った事は無い。老人が大きく股を開くなんて行きなり出来る事ではない。この酷使に生き延びた今、太極拳にますます力を入れようと決意するシニアであった。まだ足ががくがくしております。

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