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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

明るい笑顔 

2014年02月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し













通勤途中の風景は相変わらず雪の壁に阻まれている。しかし、道路幅は広がり、狭いところでも離合できるようところどころ広いスペースが作られ、最悪の状態はなくなった。
道中、知人の山荘の前を通るが、誰も来ない建物の周りは、これでは泥棒も進入できまいと思われるほど一段と雪の壁が高い。前方からくる車を広い場所で待ったり、逆に待ってもらったりしながら、幾分普段より時間がかかる。離合するとき、お互いに手をあげたり、会釈したり、軽くクラクションを鳴らしたり、感謝の意を表すが、その時、明るい笑顔があればまた一段と雰囲気は向上するのである。
 
辛口で有名な作家・曽野綾子の新聞のコラムに時折高齢者へのメッセージが書かれている。
自分が若いと、高齢者批判は、純粋に悪口にしか聞こえないが、私自身が批判を受ける対象群に入っていると、ことは少し面白くなる、という書き出しで始まるコラムで、彼女は最近体調を崩し落ち込んでいたという。その間、病人であろうと老人であろうと、暗い顔をして機嫌が悪いということは、社会や家庭において純粋の悪だということを実感したと言い、世間には病人なら仕方ない、歳をとったら口もきかず仏頂面をしていても当然という、一種の優しさがあるが、高齢化社会で、そんなに機嫌の悪い人がたくさん世間にいられたらたまらない、というのが私の素朴な実感だと語る。そして、まだぼけないうちに、高齢者には高齢を生きる技術として、他者の存在に深く配慮できる人であり続けるような老人学も教えた方がいいだろう。とにかく老人は隠居だけしていればいいのではない。老人にも任務がある。心の内面や肉体には苦痛も出るかもしれないが、無理をしても明るく感謝を続けることだと教えなければ、今の高齢者の尊厳は否応なく失われる、とくくっている。
 
すれ違いざまにチラッと見える対向車の顔は、仏頂面よりも明るい顔のほうが心安らぐに違いないが、その明るい顔に微笑みを加えた笑顔なら、その効果は倍増するだろう。
 
 

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