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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

パン屋さん探し 

2014年05月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 パンの朝食は子供の頃からで、もう60年以上になりました。
私たちの朝食はパンとカフェラテ、
ヨーグルトをかけたフルーツがお決まりで、
最近はこれに野菜ジュースが加わりました。
 
最近、自分でパンを焼こうと思って、道具と材料を買いそろえましたが
それを継続して習慣とするにはある種の覚悟が必要で
未だ着手、実行には至っていません。
でも、焼きたてのパンのあの美味しさは良く知っていますから
いずれは自家製パンで朝食を楽しみたいと願っています。
 
 これまでは近所のスーパーで量販のパンを買うことが多かったのですが
新しいアパートに転居してからは、美味しいパンを焼くお店を探して
ちょっと遠くてもわざわざ買いにでかけています。
名古屋東部のお洒落で人気の地区なので、
そんなお店があるに違いないと思ったのです。
 
 そうこうしていると、遠くまで出かけなくとも、歩いて数分のところに
週に2日、しかも午後しか開かない小さなパン屋さんを見つけました。
そんなお店なら気骨のある店主が美味しいパンを焼いているだろうと
期待して出かけましたが、大ハズレでした。
 
狭い店内にはほんのわずかのパンが並び、お目当ての食パンは
わずか3本だけ。それより何より、店も厨房も汚れが黒くこびり付いて、
不潔極まりないのです。
店に入った手前、店番のお爺さんが気の毒になって小さな食パンを
1本だけ買って帰ったものの、気持ち良くは食べられませんでした。
 
 森の中の近道を通って車で5分ほどの住宅街にあるパン屋さんは
フランス人のご主人と日本人の奥さんが始めたカフェ併設のお店で
テレビなどで紹介されて有名なようです。
2斤の食パンが700円と高めですが、しっかりとした生地と風味は
それに十分見合う価値があり、私はいつもこれです。
 
 ここのバゲット(フランスパン)も本場と変わらない出来だと思いますが
中の白い部分まで硬くて私の入れ歯では「歯が立ちません」。
これよりパン・ドゥ・ミ(Pain de Mie)と呼ぶ山形の食パンの方が
私は好きです。
これはフランスパンに近い生地を食パン風に焼いたもので、
クラム(中の白い部分)はフンワリ、モッチリなのです。
Pain de Mieの意味が「中身のパン」だと知れば納得ですね。
 
 この2か月程の間に6軒のパン屋さんを回り、まだ数軒お目当てが
ありますが、パンの質、お店の距離、それにお値段を総合的に勘案して
大体の順位が決まってきました。
 
 それにしても、どのお店も並べられているのはクリーム・パンや
デニッシュ、シュトレンのような甘い菓子パンが大半で
食パン、フランスパンなど食事用のパンは
まるでついでに作られているようにさえ感じます。
また、素朴だけど風味がたまらないサワドー(Sourdough)のパン、
糖分を制限したい人に適したライ麦パンなど基本的な種類の
パンが非常に少ないのが残念です。
 
 また、日本のパン屋さんはフランスかドイツのスタイルを
取り入れているところが多いようで
イタリアのフォカッチャ、イギリスのマフィンとクランペット。それに
トルコのターキッシュ・ブレッドなどを焼くお店が少ないのが
とても寂しいです。
 
 私たちがオーストラリアの移住生活で楽しんだパンに関する記事を
このブログでご紹介しましたので、併せてお読みください。
 
「美味しいターキッシュ・ブレッド」(2008年9月1日)
「クランペット、懐かしい味」(2008年9月9日)

「私の朝食・お気に入りのサワドー」(2012年3月27日)
 
パンについては私たちは味オンチのオーストラリア人にすら
かなわないと思います。歴史でしょうか。
 

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