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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

季節の混乱  

2014年08月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 オーストラリア移住中に親しくお付き合いをしていた
ギャリーとラゥオスが来月(2014年9月)の中旬日本にやって来て、
東京、高山、名古屋、大阪を3週間ほど周遊することになりました。
私たちに会うために名古屋にもやって来るので、本当に楽しみです。
 
 二人を案内するにしても、名古屋は観光地としては魅力に欠けるので、
ちょっと出かけて岐阜・長良川の鵜飼を楽しんでもらうと、
観覧船の予約を済ませたところです。
二人は鵜飼をテレビで見たことがあり、とても興味があるようです。
 
先日、その頃の日本の気候について問い合わせて来たので
各地の平均気温を調べて返事をしてあげました。
気温はスーツケースに用意する衣類に大きく影響しますから
旅行前には細心の注意が必要ですね。
 
 そこで、やっと本題の「季節の混乱」です。
二人が日本にやって来る9月は日本では秋ですが、
オーストラリアでは、つまり南半球では季節は逆。春なのです。
旅慣れた方ならこの季節の違いはよくご存じでしょうが、
日本とオーストラリアを何度も行き来している私たちでも
時々混乱してしまいます。
 
 地球上で季節が異なる国があることは、知ってはいますが
どこでも季節は自分がいる場所と同じだと、つい錯覚してしまうのです。
 
しかし旅をする時、春と秋の違いは気温、衣類に
大きな差はありませんが、夏と冬の違いを忘れると大変です。
飛行機に乗る時はTシャツでも到着地が厳寒で
震え上がることになってしまいます。
 
 まあ、飛行機で南北方向に飛ぶ時の出発地と到着地の季節の違いは
東西方向に飛ぶ時の時刻や飛行時間の頭の混乱に比べれば
わりと理解しやすい問題ではあります。
 
 しかし、そもそもなぜ季節は変化し、北半球と南半球が逆なのかを
考えると、やはり混乱してしまいますね。
地球と宇宙の仕組みを学ぶのは中学3年生だそうですが、
大体、その頃興味を持って、真面目に勉強していたら、
こんな体たらくではありませんね。
 
 混乱ついでに、極基本的なことだけおさらいしますと、
地球は北極と南極を結んだ線を軸にして1日に1回転(自転)します。
地球は太陽を中心にして1年で1回周回(公転)します。
これだけではなぜ季節が巡って来るのか説明ができません。
 
 地球が自転する軸、地軸が公転の面に対して直角ではなく、
約23.4度傾いていることが地球に季節を生むポイントなのです。
地球儀は回転する軸が傾いていますが、その角度です。
 
 地球がその角度と向きを保ったまま太陽の周りを回る構図を
イメージしてみてください。
最初、地球の上半分(北半球)が太陽に向いていても、
半周して反対側の位置では下半分(南半球)の方が太陽に向くように
なることが分かります。
 



 太陽に向いた位置、すなわち太陽が高い所にあれば
同じ単位面積の地上が受ける熱量は斜めから射す場合より大きく、
従って暑く、夏となる訳です。
夏から公転の4分の1周したところは秋。
冬から4分の1周したところは春ですね。
これが地球上に季節を生むメカニズムなのです。
 
 混乱のおまけで、北半球の冬至とか春分などは同時期の南半球では
普通そのままの英語を使いますが、実際の季節とは異なるので、
冬至を夏至などと呼ぶ人もいて、混乱を増幅しているようです。
何だか必要もないのに余計な混乱をさせて、ごめんなさい。

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