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野次馬評論
憲法9条の意義
2015年05月06日
テーマ:テーマ無し
憲法9条をおさらいして置くと、 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 ?前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これは保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 昨日、アメリカ人(?)のユンカーマンと言う人が監督をされた「映画日本国憲法」と言うビデオを見た。1時間半にまとめた映画で、日本国憲法が出来たいきさつから、その意義、更には近隣諸国への影響について、大変分かり易くまとめられている。 殊に、新しい視点で勉強になったのは、これまでこの憲法でことに第9条は我国の問題であり、戦争を放棄するかどうかの選択の問題だと思っていたが、意外や国際問題であり、近隣諸国に大きな影響を及ぼしていることを知った。 つまり、満州事変に始まり、太平洋戦争を通じて「ならず者の日本」が近隣諸国、特に中国や韓国に多大の迷惑を掛けてきたことに対して、謝罪が不十分だと言う感情を越えて、日本が憲法9条を掲げることで、日本が未来永劫「ならず者」にはならないと言う安堵感から、許されていたと言うのである。 所が、安倍政権は急速に政策の転換を図り、憲法9条を放棄して、戦争の出来る国にしようと画策しているように思われるが、この動きは単に、日本国民が戦場に駆り出されるかどうかという問題だけではなしに、近隣諸国が「またあのならず者が暴れ出すのか」と言う恐怖から、身構えざるを得ない事態にさせる契機になるのである。と同時に、過去に行った日本の暴挙に対して、改めて「謝罪」の要求が強くなると思われる。
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