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ちょっとシニアチック

風穴を開けられた 

2015年08月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




8/25/2015/火

 血液検査の日である。今回はコレステロールの数値を調べ
る。この検査は年に一度やっている。これがある日は朝食は
食べられない。昨夜の夕食後から水ばかり飲んでいた。ドク
ターのオフイスで少々お喋り。それから一回のラブへ下りた。
そこで採血をするのだ。そこまでの私は気楽な気分で歩き回
っていた。私の番号が呼ばれ採血ルームへ入ったとき行きな
りフラッシュバックが。私の場合採血が結構ヤバい。血管が
見つけ難いのだ。欠陥が見つからないなら完璧で良いではな
いかと思うけれど、その欠陥ではない血管だ。

 最初の女性採血師は早くも音を上げた。私の腕に突き刺し
た注射針をぐりぐり方向転換していたが、「血管が見つから
ない」と呟く。「他の人にやってもらうのであそこで待って
いてください」と壁際に並んだ椅子をさす。最近は採血の下
手な人が多い。以前はたまにはあったけれどこれ程毎回失敗
は無かった。

 採血挑戦者2番手は黒人のお兄さんだった。彼も腕に血管
を見つけられずにいた。それでも一応腕に針を突き刺すのが
憎い。傷みより怒りが勝ってるシニアだった。痛いと言うよ
り怒りが勝ってるシニアだった。おまえらそれでもプロか。
以前は上手な人がいて見えてないような血管に的確に針を入
れた。彼等は何処へ行ったのか。結局手の甲の血管から採血
した。両腕と左の甲に穴をあけられた。

 今日の勉強、黒人のお兄さんが言うには血管はあちこち動
き回るそうだ。なので今日はあなたの血管は何処かに動いち
ゃって見つからなかった。だと。そったらことあるってかい。
どうでも良いけどなまら痛かったべさ。

 家へ帰って水を飲んだら両腕と手の甲の穴から水が吹き出
した。

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