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ちょっとシニアチック

今も聞こえるあの時の声 

2016年06月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


6/9/2016/木

 昼食の準備中であった。先日買った鮭の切り身パックを冷蔵庫か
ら取り出す。一パックに三枚入っている。全部焼いてしまう事にし
た。残りは必要に応じてチンすれば良い。同時にブロッコリーを蒸
し、みそ汁を作る。忙しい。そうこうするうち鮭が焼けた。木べら
と箸で皿へ移動。二枚目を持ち上げたら挟み方が悪かったのか鮭が
滑り落ちた。ヤバイと思ったが、あっという間にカウンターとガス
レンジの間に有る三センチ程の溝へ落ちて行った。なんでこんなと
ころに溝があるのだ。しかも何でこの狭い溝に切り身が縦に落ち込
むのだ。狭い隙間は埃まみれだろう。諦めるより仕方がないか。し
かし放っておいて虫でも湧いたら困る。隙間に入る木製の物差しを
使い粉々になった切り身を掻きだす。

 出て来た鮭は意外に綺麗だ。バラバラになってはいるが埃が付い
ている訳ではない。おお、だいじょうぶかも。ピクニック用の紙プ
レートを塵取りみたいに使い掻集めた。水洗いして皿に乗せる。全
部ではないがかなりの部分が救われた。

 子供の頃食料が充分ではなく腐りかけたものも良く食べさせられ
た。食事後に家族揃って吐きまくった事もある。なので私の身体に
は強い免疫がある。埃にまみれたとか、台所の床で掻回したとか程
度の事で病気になるような柔な身体ではない。この作業中そんな事
を考えていた。溝に落とした事さえ解らなければ普通に美味しい鮭
の切り身であった。

 食べ物を粗末にすると目が潰れるよと言っていた母の言葉を今で
も忘れないシニアである。

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