千夜一夜物語in新宿

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優しくして。。。

2016年08月30日ナビトモブログ記事
テーマ：パラダイス！

最強台風上陸ですか？
電車止まらなきゃいいですが…
そんな事気にしながらLINEをおくる。

どうする決行するの？

夕方近くには台風の関東上陸はなくなった。

決行！です。

皆様は気象庁の言う事を聞いて、早々と家路に着いていたのであろう。
私達は言う事聞かないアウトロー。

呑み会決行でーす。

新宿裏通り。ホストクラブばかりが軒並み大きな顔している界隈。

見つけた！

怪しく緑色のネオンが小さく照っている。
そのネオンの角を曲がると小道が…
中国マフィアがチャカ持って出てきそうな…
道なのか？スラム街の裏みたいな場所に目指す店はあった。

店の中から中国人のオネーさんがでてきた。
『何人？』

『5名です。』

『じゃあ、こっち。』

民家の玄関みたいなドアをあけ案内される。
どんな店？恐ろしいなー

入店すると、中はだいぶ広く、集会所みたいな雰囲気だった。テーブルがいくつも並んでいて、すでに何組か宴会をしていた。

客がいた事にホッとする。
席は椅子の種類はもちろんバラバラ。丸イスまである。(座っていたらお尻痛くなりそうだ）
ただ、ビールケースがイスでなかった事だけは救われた。

分厚いファイルに写真付きのメニューがのっている。
ここの売りは本場の北京料理と言う事だったが、四川料理が沢山のっている。

もう一つの売りは、《脳みその料理》もあると言う事だったが…
パラパラとメニューをみると、《バッタ》もある…

うううう～見たくもない。

勿論普通の食材をチョイス。

今日のメンバーは何年ぶりかに会った。会社にいた時の仲良し軍団。ただ仕事内容が皆違い接点が無いので意外と会う機会がなかった。

『次なに飲む？』
『紹興酒はのめない～』
『じゃ白ワインにしよ。』

この店でのワインはとても怖いが勇気を出して注文した。
あ、スペインワインじゃない。
確かに中国産のワインは聞いた事ないしね。

グラスは運ばれず湯飲み茶わんでカンパーイ。

『うううう。人肌だ～』

『日本酒じゃないのに～』
『白ワインですよね～』
『薄まっても良いから氷を…
オネーさん氷くださーい。』

氷を入れたらどうにか呑める代物になった様で、３本目をご注文。

『もう白ワインないです。』

え？店の白ワインうちらで飲んじゃいましたか…確かにここでワインは皆さん呑まないでしょうね～

『じゃあ、赤ワインと氷くださーい。』

今度はチリワインだ。
毎回氷を頼むので面倒になったのだろうか？氷はプラスチックのバケツの様な物に入ってきたのだった。

『バケツだよね～どう見ても』
『氷真ん中の取って！まわりに触れない様に！』

『…溶けたら同じじゃない？』

そんな事柄も笑いのネタに、かって若かった頃の奇行話で夜はふけていった。

from すあま

PS.お料理は普通に美味しかったですよ。