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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

ババを引くかアメリカ 

2016年10月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 大詰めのアメリカ大統領選挙はここにきて相手のスキャンダルを

暴き合って、何とも低レベルの泥仕合になっていますね。うんざりです。

私は個人的には民主党でも共和党でもどちらでも構わないし、

クリントン候補に米大統領の十分な資質があるとは思いませんが

正直、あのドナルド・トランプ候補がここまで支持を得て

選挙戦を闘い続けて来たことは本当に不可解です。

 

 トランプ候補のトランプ(Trump)はカード遊びのトランプと同じですね。

普通名詞として「切り札」、「頼りになる男」とか「素晴らしい人」などの

意味もあります。痛烈な皮肉ですね。

また、動詞では「奥の手でやっつける」の意味に使うこともあり、

これは、禁じ手ですがその通りやっています。

 

 でも、私は今回のアメリカ大統領選挙ではトランプ候補など

とっくに泡沫扱いにされて出馬を辞退するだろうと思っていました。

なぜなら、政治、外交、軍事など重要課題では素人そのもの。

女性やヒスパニック、移民に対する姿勢もお寒い限りだからです。

第一、品が無いのがいけません。

 

 では、トランプ現象とまで言われ、

今になってもクリントン候補に圧倒的に支持率を奪われている

訳ではないのは何故なのでしょう。

すでに様々な論評が出ていますから、

私などがとやかく指摘する場面ではありませんが、

端的に言えば、白人の低所得者層の不満を代弁し、はけ口となり、

防衛費の負担や移民の制限など、是非はともかく

明快に発言していることが受けているのでしょう。

 

 しかし、私は異なる一面がその背景に潜んでいると思うのです。

最近のニューズウィークの記事にもありましたが、

実は、アメリカ人のインテリジェンス(知性)とモラル(道徳律)の劣化が

大きな要因であろうと感じています。

物事を判断する際には社会や政治の基本的な知識やルールを

知っていることが必要ですが、その貧困に喘いでいるというのです。

 

 副大統領候補の一人がニュース番組の中でシリア内戦の

激戦地の名前を知らずに「アレッポって何ですか?」と質問をしたことでも

類推できるように、事態は深刻であろうと思います。

 

 大統領選挙の最終決着まであとわずか。

11月8日に選挙人を選ぶ投票が行われ、12月19日に選挙人による

投票があってアメリカの第45代大統領が決まります。

 

アメリカはこの「トランプ」ゲームでババを引くことはないと思いますが、

ババはジョーカー(Joker)のことであり、

「最高の切り札」になってしまうかも知れません。

それとも「冗談」で終わるか、新大統領はすぐに決まります。

 

悪い冗談ですが、このトランプの結果、

ババを引くのは日本だったりして・・・・・、最悪。

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