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東京新聞より 鎌田 慧 

2016年10月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ◆「共存共栄」はうそだった   鎌田 慧 「よかった」「よかった」と友人たちと言い交わしている。新潟知事選での米山隆一氏当選への安堵の声である。自民・公明推薦の候補が圧倒的に強そうだった。肝心の民進党は腰が定まらず、勝利は危ぶまれていた。 それでも勝ったのは、政府・東電が強行を図る原発再稼働への不安と批判が強かったからだ。もはや原発賛成では当選できない。鹿児島県知事選につづく、原発立地地域の審判である。ますます深刻化するフクシマの悲劇と沖縄を変えた「オール沖縄」共闘の教訓だ。


 再稼働の欲望とは、破綻したアベノミクスの押しつけであり、電力経営者のいまさえよければの偏執である。会社の一瞬の利益のために、地域の将来といのちを犠牲にする。
かつては地域との共存共栄を謳(うた)っていたが実は「独存独栄」だった。 
東電の例でいえば、広大な地域を汚染し、人びとを離散させ、大量の動物を殺し、補償も満足にできず、国におんぶにだっこの経営。とはいっても、実際はそのツケは巧みに消費い者にまわす。 住民の避難計画が必要な工場とは、まるで戦時体制の恐怖である。


いまはだれも、絶対事故は起こらない、と言い切らない。事故も防げない、補償もできない、避難も除染もできない。そして被ばく労働者がふえる一方。 原発は非合理、不道徳、無責任。その現実が世論に浸透して批判票につながった。 (ルポライター)  
(10月18日東京新聞27面「本音のコラム」より)

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