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パトラッシュが駆ける！

髪　

2016年11月19日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

私は、テレビをあまり見ない。
やたら騒がしい番組が、やたら多いからだ。
しかし、世の動向から、超然として、居られるわけもない。
ニュースだけは、日に三回、見るようにしている。
ちょうどそれが、三食の時間に、当っていることもある。

唯一、積極的に見るのは、スポーツ中継だ。
特に、サッカーは見逃せない。
サムライジャパンは、もちろんのこと、Ｊリーグや、なでしこリーグも、
中継がなされていれば、見る。

スポーツニュースも見る。
サッカーで、贔屓チームが勝ったとなると、その夜に飲む、酒が美味い。
私は、一日の業務を終えた、九時過ぎから、晩酌を始める。
商店経営の時代から、そういうクセがついている。
飲みながら、一日の総まとめとして、ニュースやスポーツニュースを見ている。

そのニュースにおいて、うんざりさせられることが、多い。
特に、政治だ。
私には、この人ならと、心から期待する政治家が、居ない。
失言する。
政務活動費は、ごまかす。
不倫はする。
議員性悪説に、陥りかけている。

彼らの顔が見えると、途端に酒が不味くなる。
今の政治家で、まあまあ気楽に、見ていられるのは、都知事の小池さんくらいだ。
さりとて、彼女にぞっこん、というわけでもない。
私は、選挙の際に、彼女に、票を入れなかった。

外国のニュースとて、同じだ。
アメリカの大統領選挙において、思いもよらず、トランプが勝ってしまった。
このところの、テレビニュースに、彼の顔が映らないことがない。
傲岸不遜とは、彼のことだろう。
差別や蔑視の、発言を連発し、恥じるところがない。

その赤ら顔を、見る度に、不快になる。
他局へと、チャンネルを替える。
しかし、同じことだ。
彼の出ない、ニュースはない。
私はたまりかねて、スイッチを切ってしまう。

そこへ行くと、新聞はいい。
政治面を避け、好きなところだけ、拾い読みすることが出来る。
世間では、新聞離れが進んでいるそうだが、私は死ぬまで、
新聞購読を、止めないであろう。

　＊　＊　＊

ＮＨＫのスポーツニュースに、三浦大介が、出ていた。
彼は、長いこと、ベイスターズ球団の、エースピッチャーとして活躍していた、
今シーズン限りで、引退し、臨時にキャスターを、務めたらしい。
これを、存在感というのであろう、彼は長身でもあり、
他の出演者に伍して、堂々たる姿に見えた。

その頭に特徴がある。
前髪を高く盛り上げ、左右の髪を、すべて後頭部へと、寄せ集めている。
額という平地から、突如として、黒髪という名の山が、屹立する感がある。

「あれは、カツラだろ」
「自毛ですよ。あれを、リーゼントと言うのです」
「そうかなあ……あいつ四十三歳だぜ。あんなに髪があるだろうか……」
「ありますよ。頭髪には、個人差があるのです」
妻が、私の方を見ながら言う。
くそったれめ、彼奴（きゃつ）めは、四十三歳だ。
何も、今さらのように、私と比べることは、ないじゃないか。

リーゼントとは、その響きが、耳に快い。
しかし、その仰々しさたるや、私の好みではない。
ポマードでもって、髪を固め、無理やり形を整える。
これでもか……と言わんばかりの、作為が目立つ。
髪なんぞ、自然な方がいい。
男の髪は、特にだ。

彼は「浜の番長」と異名を取った。
その、挑むような、目付きから……と思われる。
異名はいつしか、盛名となった。
もしかしたら彼は、その名を守るために、その髪の盛り上がりを、
より高く、より豪壮にしているのではあるまいか。
番長らしく……である。

髪の少ない私には、これが同じ人類かと思うくらいの、その髪の量だ。
植毛したのではないか……
私はつい、疑念を抱いてしまう。

元野球選手だって、実は、植毛をする。
そういう例がある。
その名を、坂東英二。
元中日ドラゴンズの、これもエースピッチャーであった。

彼は、その植毛の費用を、芸能活動の、経費に計上した。
しかし、国税当局の、税務調査により、その所得隠しがばれるや、弁明にこれ努めた。
「カツラは経費に認められるのです。植毛だって、同じと思っていました」

髪なんか、繕う必要があったのか……
ありのままで、良いじゃないか……
と思うのは、素人であり、人に見られる職業の者には、また別の考えが、あると思われる。
それは、私が思う以上に、切実であるのかもしれない。

　＊　＊　＊

トランプだって、その髪を、カツラと噂されたことがあった。
否定にこれ努めた彼は、頭から、水を被ってまで“無実”を、証明しようとした。
しかし、水ではだめだ。
最近の接着技術は、格段に進化を遂げている。
誰かが、引っ張ってみなければ、実際のところは、わからない。

どうやら、髪とは、人により、大変に重要なものらしい。
今さら、飾る必要のない人間は、気楽でいい。
「あいつの頭、あれは、自毛じゃないぞ。絶対にない」
テレビに向かって、毒づいていればいい。

嫌いだ嫌いだと言いながら、私も結構、テレビを見ている。
但し、その視点は、世の常の人と、大分違うようだ。



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それで元気なのですね

パトラッシュさん

まいにちげんきさん、
それはそれは、うらやましい限りです。
髪は、（髪もですが）遺伝によるところが、大きいようで……
先祖に感謝しなければ、なりませんね。
私は、共に薄かった、両親を恨むこと、しきりです。

風のように、討論を聞く。
それがいいでしょう。
あんなもの、真面目に聞いていると、疲れてしまいますから。

2016/11/23 20:06:58

大量の

さん

パトラッシュさん、はじめまして、こんばんは！
ギャラリーへ拍手有り難うございました。当方、
髪大量に生えとります、俗に毛深いひとで苦労です。テレビ、日本紀行や旅番組好きです。。。。って、政治討論をたまに見ますが、結論なく、誰もがそれぞれの立場の物言いですから、結局、期待もなければ反対意志から立ち上がりもなしに、風のように聞いています。拍手御礼、感想に伺いました。

2016/11/23 17:31:08

贅沢な悩みでしたね

パトラッシュさん

喜美さん、
髪の毛、遺伝します。
というより、遺伝そのものです。

喜美さんのところは、皆さんたっぷりで、よろしいですね。
私の兄弟姉妹は、全員薄いのです。

たっぷりの方が、いいですよ。
薄毛は難儀します。

2016/11/20 07:05:16

髪

喜美さん

髪の毛遺伝しませんか
私の母は綺麗な髪でした
今日兄弟会で集まりましたけれど
男性３人ともたっぷりの髪でした
私は女学校(古いわね）の頃多すぎる髪の毛で恥ずかしい三つ編みでした

2016/11/19 18:33:22

短髪賛成

パトラッシュさん

吾喰楽さん、
私もいっそ、坊主にしちまおうかと、思ったりもします。

しかし、妻が反対するのです。
「それは、別れてからに、して下さい」と。
離婚を取るか、坊主になるか……
ただいま、少々悩んでおります。

2016/11/19 12:19:41

時代遅れと言われかねないのですが

パトラッシュさん

澪つくしさん、
女性の場合は、別です。
どう装うと、ご自由です。
（女性は本来、装う生き物ですから）

男の場合は、あまり、ゴテゴテとやってほしくない。
と言うのが、私のポリシーです。

しかし、これは、今や少数意見でしょうね。
男も装う時代に入って来ているようです。

そこから、植毛技術も、発達したのでしょうね。
これも、時代の要請なのでしょう。

2016/11/19 12:16:45

短髪の勧め

吾喰楽さん

隠そうとすると、かえって目立つようです。
私が髪を短くしたのは、つむじ辺りが透けて来たからです。
特に、濡れると、それが目立ちます。
短くして、ご正解でした。
兄は長くして、隠そうとしています。
義姉と一緒に、「短く」と、云っているのですが・・・

2016/11/19 11:18:13

拘りもいろいろ

澪つくしさん

近年、植毛・増毛技術も格段の進歩の様で･･･

女性の場合はファッションで部分的なものを
使ってらっしゃる方も多いようですね！

私が殿方の髪型で一番気になるのが、俗に云う
「バーコード」さん！
これでもかと言うほど横から頭頂を横断している方(@_@)
風の悪戯が、一番みじめですね〜！
いっそのことユルブリンナーの如きになさればと･･･

人それぞれの拘りですから、何ともいえません！

2016/11/19 11:01:03

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