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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

困ったカタカナ英語 

2016年09月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 このブログ、ずいぶん長い間更新が途絶えていました。 

書きたいと思う題材はいくらでもあるのですが、それを興味深く紹介し、

筆力尽くして書き切るだけの気力が萎えてしまったようで、

今後は気儘に、好きな時に投稿させていただきたいと思っています。

 

 少し前に「困った『マイナンバー』」の記事でも指摘しましたが、

普通、英語が母語の国では決して使われない英語らしきカタカナ語が

日本で大手を振ってまかり通っているのを、とても恥ずかしく、

悲しく思っています。

 

 言葉、特に私の場合は英語を使う生活が長く、その習得には

苦労しただけに、

おかしな英語風カタカナに接する度に不思議な思いをし、

日本の「カタカナ英語使いたい病」は困ったものだと思うのです。

 

 先日も視覚障害のある人が鉄道の線路へ転落するのを防ぐため

「ホームドア」の整備が急務だとの報道がありました。

普通、私たちは「ホームドア」と聞けば、すぐに地下鉄などの駅の

プラットホームと車両の間に設置された「ドア」のことと了解しますね。

 

 ところが、そうした設備、装置のことを英語では「ホームドア」とは

呼ばずPlatform screen door(プラットフォーム・スクリーン・ドア)、

あるいはPlatform gate(プラットフォーム・ゲイト)などと言います。

わざわざ日本人だけしか理解できない英語風カタカナ語にすることは

ないと思うのですがどうでしょう。

 

この「ホーム」にしても、どうやらPlatformのformを

Home(ホーム、家庭・家)と誤解、混同、流用して「プラットホーム」の

意味に使っているフシがあり、

もしそうだとすると、なんとも痛々しい事態です。

 

 日本人の多くが知っている英語の単語を特殊な意味で使ったり

組み合わせて日本人だけに通用する新しい意味を持たせることは

合理的と言えなくもありませんが、

わざわざ英単語を使う必然性はありませんね。

 

 「わが社のコンプライアンス上のイシューはコミットするメンバーの

コンセンサスをベースに、あらゆるエビデンスとアイデアをシェアして

ソルブすることがマストです・・・・・」

こんな風に英語らしき単語を随所にちりばめてカタカナだらけの

話をする人がいます。

 

 そんなことなら、全部英語で喋りなさいとチャチャを

入れたくなってしまいますね。

こんな人がおかしなカタカナ語を流布させている張本人かも知れません。

 

英語を日本語の中に採り入れる事自体は各々の自由ですから

一概に批判する訳にはいきませんが、

どうも、そんな人をカッコよくて教養もあるように見てしまう人も

いるようですから始末が悪いのです。

少なくとも、誰が聞いても正確に理解できる正しい英語を

使うようにしたいものです。

 

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