ウイールマン

一か月 

2017年05月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

あのハプニングから一か月。

それはちょうど今頃の時間に起きた。

ハムストリング強化のためのワークアウトの最中、
風船の割れるような音がして、突然フロアーの転げ落ちた。

何が起きたのか良き理解できずただ茫然。
起きようとしても足が踏ん張れなく、またフロアーの転げる。

もしかしたらの事が現実に起きてしまった。
これが例のアキレス腱断裂というものなのか。


そしてこの一か月は、人生初めての体験をさせてもらった。

スポーツに怪我は付き物なんていってはいたが、
足の怪我がこんなに大変なことだとは思ってなかった。

実際チーム仲間達やその他の友人が、いろいろな大怪我をしているのを何度も見て来ていた。

最近でもチーム仲間のパトリシアは、インドアトラックで転倒し3か月間ギブスをしてベッドに寝ていたし、トムはやはり転倒し大腿部複雑骨折で復帰に一年かかった。

それを見て「大変だろうなー」なんて思ってたが、
いざその事が自分に起きたとき始めて
その「大変だなー」がほんとに他人事だったのに気が付かされた。

その「大変だなー」の気持ちが、一日中刻々と気持ちではなく実際の「痛み」となり体や心に浸透して行く。

ただ黙ってジーット我慢するしかない。

やはり本当の体と心の痛みは、経験したものではなくちゃ理解は出来まい。

「我が身を抓って人の痛さを知れ」とはこの事なんだろう。

今回は誰がつねったのかは知らないが、おおいにつねられ痛みを知った。

これからは心や体の痛みを持った人に、もっともっと優しくしなくちゃと思った。



そして先日はついにブチ切れて「こんな事やってられるか」と松葉杖を道路にたたきつけた。

その時、快感が心を走りぬける。

松葉杖を放り投げた以上、それなしで暫く歩かなくちゃいけない。

そして歩いた。

恐る恐るだが、一歩一歩杖なしで歩く。

痛みは感じなかった。

そして松葉杖をとりに歩く。

今はビッコを引きながらも、松葉杖なしでしばらく歩ける。

まあ10歩くらいだが、少し休めばまた歩き出せるところまで回復してる様だ。

トレーニングを開始した。左足にはまだギブスがはまってる。

今できるのは上半身と右足のウエイトトレーニングと基礎体幹トレーニング。

1時間半ほど荒い息で汗をかく。

やはり汗をかかないとダメだ。

折れた心を修復するには、やはり汗をかき体を鍛えるしかないだろう。

かいた汗が、折れた心をつなげ自信を取り戻してくれるのかも知れない。



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村雨さん

ウイールマンさん

何時も暖かいお言葉、ありがとうございます。

手術後1週間、ベッドの上で痛みに耐えてる時思いました。 
世の中には自分よりもっとつらい思いで、同じ様に痛みに耐えてる人達がいっぱいいるのだ。

その人たちの苦しみをよく理解することが、自分が今すべきことだと。

失いかけた走る事、そして人生に対する情熱を取り戻そうと、苦しかったあの時を忘れずにいます。

2017/05/11 13:05:42

痛みは残念ながら

さん

医者にすら分からないのです。
でも、あと20〜30年もすれば?解明されるはず。

ずっと若い人でも2か月ぐらい入院してましたよ。
時の流れに身をまかせましょう。

2017/05/11 10:27:30

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