メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

太田知子の いきいき!健康長寿

高山植物の宝庫、白山に登る 

2017年08月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



今日は山の日。NHKで放送された「北アルプス ドローン大縦走」の映像に見入ってしまった。
十数年前、あの槍ヶ岳の穂先に立った時の感動を思い出す。
山頂から見た360度の大展望は、とても素晴らしかった。
?
今年は7月下旬、日本三霊山(富士山、立山、白山)の一つ、白山に登った。
去年、燕岳に登った時、ガイドさんから「白山の高山植物は素晴らしい」と聞いて行きたくなり、山の会の仲間と白山山行を計画したのである。
?
7月29日早朝、宿泊した白峰温泉のホテルのバスで登山口の別当出合まで送ってもらい、朝6時半に登山をスタートした。
揺れのすごい吊り橋を渡り、砂防新道を登る。
白山は今年、開山1300年。
そのせいか、登山客が非常に多く、登山道は大渋滞。
予定より遅れて昼頃、白山室堂(標高2450m)に到着した。
白山比め神社に参拝した後、御前峰(標高2702m)を目指す。

?
登山道の両側にはクロユリをはじめ、コイワカガミ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロなどお花がいっぱい。
まさにガイドさんが言っていた通りだ。
?

                   クロユリがてんこ盛り

                          コイワカガミ

                              クルマユリ

                          ハクサンフウロ
1時間近くかけて御前峰の山頂に到着。
無事に登れたことに感謝し、山頂に建つ白山比め神社の奥宮に手を合わせた。

?
白山は活火山で、頂上付近には噴火でできた大小7つの池がある。

お池巡りコースが整備されており、雪渓の中を歩くのはとても気持ちがいい。

ここもお花がいっぱい。
可憐なハクサンコザクラ、ピンクがかった白い花びらが美しいハクサンシャクナゲ、黄緑色の小さな花を咲かすアオノツガザクラ、チングルマなどが辺り一面咲いていた。

                       ハクサンシャクナゲ
?

2時間ほどで白山室堂に戻り、ボランティアの自然解説員による自然観察会に参加した。

そして、クロユリには雄花と両性花の2種類があることを知った。
小さいうちは雄花しかつけないが、大きくなると両性花を付けるという。

                        クロユリの両性花
?
高山植物にハクサンフウロとかハクサンイチゲとか「ハクサン」が付く花が多い訳も分かった。

                      ハクサンコザクラ
解説員の話では、高山では白山が一番西にあって京都に近いことから、植物学者が高山植物の研究をしによく白山を訪れた。そのため、「ハクサン」を冠する植物名が多いのだそうだ。
高山植物は2500m以上の森林限界線以上に生育する植物をいうが、地球温暖化は、高山植物の生育に大きな影響を与えているという。
温暖化で生育域が上へ上へと移動。このため、標高2700mの白山では、いずれ高山植物がすめなくなるかも・・・というのだ。
?
翌30日は黒ボコ岩から観光新道コースを下山した。
地下足袋で軽快に登ってくる修験者と出会う。

下山道の両側では、マツムシソウ、ミヤマキンポウゲ、イワギキョウなどが咲き乱れ、それはそれは美しかった。

                     マツムシソウ

温暖化でこうした植物が見られなくなるなんて、とても悲しい。
温暖化を食い止めるために、今こそ、立ち上がらなければ。
トランプさん、パリ協定離脱を考え直してほしい。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ