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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

人生の春 

2011年04月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
春というよりは一気に初夏のような日差しが照り注ぎ、まだ冬の衣類を着ていた私は、熱があるのではないかと思ってしまった。慌ててセーターを脱ぐやら、3枚履いていた靴下を減らし、毛のついたジャンパーを取り替えるやら大騒ぎだ。昼の天気予報を見ると5月から6月の気温だと言っている。しかし夜には冷たい雨が降ると言うのだから始末が悪い。
 
プリンスランドゴルフ倶楽部はいつの間にかオープンしているようだ。この陽気にゴルファーが楽しそうにプレイしていた。お隣のおもちゃ王国では、大勢の人が準備作業に励んでいる。ここもオープン間近に違いない。
メイン道路中央分離帯では、恒例のパンジーの植え付けが始まった。雪を被り静かだった冬が嘘のように騒がしくなってきている。
 
我が家の屋根には、こちらに来て取り付けた風見鶏ならぬ風見蝶があるが、この冬の強い風の日に落下した木の枝があたり蝶の部分が地面に落ちてポッキリと折れてしまっていた。
しかし、昨年知り合ったIさんの世話になり、溶接で元通りになり出番を待っていたので、すっかり雪の溶けた屋根へ上がり取り付けた。風向きを示すこの蝶の部分がなくては風見蝶の意味がなく、どこか間抜けな感じだったがこれで元通り復旧できた。
 
遠くに霞む山々の稜線にはまだはっきりと雪があるが、これからは蕗の薹、たらの芽、ノカンゾウ、コシアブラ、ウドなどの山菜が次々に現れ、野山の花たちも色とりどりの美しい姿で私たちを楽しませてくれる。シジュウカラ、コガラの鳴き声に混じってゴジュウカラの甲高い声が森の中に響き、それを制するかのようにあのミソサザイの歌声がはじける。早くも小鳥たちの求愛が始まっているのだろうか。
 
ゴールデンウイークに向けて準備に大わらわの北軽井沢スウィートグラスで楽しく働きながら、私は「人生の春」をしっかりと捕まえたような気がしている。この人生最高の春を大切に生きていきたい。まるで幸せを祝福するかのように、虹の街を駆け抜けていく爽やかな風が優しく私の頬を叩いた。
 
つかまえた 人生の春に 風そよぐ
 
 
 

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