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自転車 

2011年04月16日 外部ブログ記事
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ここのところ毎日のように春を感じている。バイトへ通う途中で必ず撮る浅間山も、毎日少しずつ表情が違う。空の色も、雲の様子も違い、それを楽しめるという幸せもある。
私はここに来る前に密かに夢見ていたというか、やりたいことがあった。その一つに自転車がある。徒歩で歩き回るにはその範囲が限られるので、もう一歩先をめざして自転車が必要になることは分かっていたが、いまだに実現していない。今年はぜひ実現させたいと思っているが、私の癖で今一足先に本を読むことでその思いを満足させている。
 
中学2年生から2年間自転車通学の経験があるが、そのおかげで足腰が鍛えられ、現在健康でいられる一つの要因だと考えている。その頃、父が買ってくれた自転車は6段切り替えのついた最新型であったが、現在ではその自転車の種類も大変多く、どのようなものを買ったら良いのか見当さえもつかない。まずは本でいろいろな知識を得たいと考えているが、何はさておきこの浅間高原一帯では自転車がとてもよく似合うと思っている。問題は上り坂であり、自転車を降りて押して歩くようでは格好がつかない。現在読んでいる「こぐこぐ自転車」の著者・伊藤礼氏は、私より10歳年上である。と言うことはもう少しで80歳だ。何とも心強い味方がいたものだと感心している。
 
昨年は農業、今年からはキャンプ場と初めての経験が続き、移住生活も思わぬ展開になっている。
一人の人間の人生は、この世の中では小さな小さな出来事に過ぎない。いわゆる高齢者と呼ばれる年齢になって経験するアルバイトを通じて、まったく知らなかったことにも出会っている。
歩くことによって、ものの見方も違ってきた。今度はぜひ自転車でこの浅間高原を颯爽と走ってみたい。そして歩くことよりも速く、しかし自動車よりもゆっくりと風や音、匂いを感じて少し昔を懐かしみながら新しい発見があるに違いない。まったく人の人生は素晴らしい。
 

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