小欲知足

【読書】『老人の取扱説明書』を読む 

2018年04月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書

『老人の取扱説明書』を読んで、深く感じ入りました。

信号が赤なのに渡ってくる、人の言うことを聞かない、いきなり怒り出す、約束を守らない・・・。

もしかして、既に自覚症状のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、日々介護に疲れ果てている方も。

すでに中高年の仲間入りを済ませている私には、今後、自分の身に起こることを考えた時に、この本は預言書でもあります。

本書は現役のお医者さんが書いた、実際にご老人と日々相対する人が、実践に基づいて書かれています。

著者はNHKの「あさいち」他、TV出演も多数で、眼科医として10万人以上の老人と接してきたと書かれています。なので、ひとつひとつの例が、実に具体的で身につまされます。

老いは誰にでもやってきます。40歳以下ならば、それを感じることは稀ですが、それを過ぎた頃から心の中に微かな不安を抱くようになります。50歳を過ぎればそれは確信に変わり、亡くなっていく上の代を見送りながら、自分の行く末を考えます。

本書は一家に一冊といって良い良著だと思います。老人が起こす様々なトラブルの正体、それに対する考え方と対処方法を、日々老人と接している医者から見て、そして医学的見地を添えて解き明かしてくれます。

そして当の本人、それにかかわる周囲の人、介護者、そして将来老人になる全ての方に参考になる本です。その理由を、私自身の痛い経験から述べてみました。

(長くなるので以下へ続きます)
https://mikawaya1960.blogspot.jp/2018/04/blog-post_22.html



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Re:今後のために

三河屋幾郎さん

きみさんへ

かなり具体的に書かれていますので、実生活に活用できると思います。また基礎知識として、ご老人の不可解な行動を理解するのにも役立ちます。

読書の好きな私は以前本棚が一杯になってしまい、最近は買うことは滅多にありません。図書館にWebで予約して、待ち行列に加わります。

この本は結構人気があるので、1か月ほど待ちました。

江戸川区は10冊まで予約を入れられるので、他の本も待ち行列の中。

予約した本は順々に読んでいくので、順次メールでお知らせが届いて取りに行きます。

年齢を重ねるにつれ生活のダウンサイジングをしていますが、それにはコストを抑えるのが一番です。持ち物も少なくできます。

工夫して頭を使って、得られる結果は同じでも、コストをかけるか、コストを掛けない方法を探すか、このあたりをゲーム感覚で楽しんでいます。

2018/04/23 19:24:47

今後のために

さん

おはようございます。今後の為に
読んでみたいと思いました。

2018/04/23 11:06:03

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