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眺めのいい部屋 

2018年05月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「西城秀樹さんが急性心不全で死去」のニュース。
脳梗塞で倒れて、後遺症に悩み、リハビリしながら
ステージに立ち続けて“ヤングマン”を歌う姿が目に浮かびます。

郷ひろみ、野口五郎らと「新・御三家」として70年代に
活躍したのも遠い昔となりました。享年63歳。合掌。

もう一つの訃報は、
「若大将」シリーズのマドンナ役で、
当時は私の憧れの人だった星由里子さん(74歳)合掌。

今日の映画紹介は、
『眺めのいい部屋/A Room with a View』。
BSプレミアムで2018年5月18日(金)13:00〜放送。

フォスターの同名小説を映像化。
真実の愛と人生の目覚めを美しく描いた文芸作品。

第66回アカデミー賞で最多8部門にノミネートされ、
脚色賞(ルース・プラワー・ジャブヴァーラ)、
衣装賞、美術賞の3部門を受賞。

プッチーニはじめ、名曲の数々と、
フィレンツェとイギリスの美しい風景の中で
織りなされる愛の世界。

キャッチフレーズは、
”もう、自分に嘘をつくのはやめるわ”。

時代はヴクトリア女王の時代が終わり、
階級制度が崩壊し始めた20世紀初頭(1907年)のイギリス。

イギリスの良家の令嬢・ルーシー・ハニーチャーチ
(ヘレナ・ボナム・カーター)は、人生を見つめなおそうと
年上の従姉シャーロット(マギー・スミス)に付き添われ、
イタリアのフィレンツェを訪れる。

イギリス人観光客がよく利用するペンションの
“ベルトリーニ”についた二人は、
部屋が美しいアルノ河に面した側でないことにがっかりする。

”これでは、話が違うわ”
”アルノ河がみえるのかと”
シャーロットが苦情を言いたてるのを聞いた
エマソン(デンホルム・エリオット)と、息子の
ジョージ(ジュリアン・サンズ)は、
”良ければ私たちの部屋と、交換しませんか?”と、
眺めのいい部屋と交換してもいいと申し出る。

一度はためらったシャーロットであったが、
偶然に同宿していたハニーチャーチ家の教区の
ビーブ牧師(サイモン・カラウ)に説得され、
申し出を受ける決心をする。

そんな中、ピクニックに出かけたルーシーは、
ジョージと情熱的なキスを交わしす。
二人の仲に気づいたシャーロットは、
ルーシーをイギリスに連れ帰ってしまう。

数ヵ月後、ルーシーは教養豊かな
シシル・ヴァイス(ダニエル・デイ・ルイス)と婚約する。

”僕らの間に起こったことは、素晴らしいことだ。
何物も、僕らを裂くことは出来ない”と語るジョージ。
さてルーシーとジョージの恋の行方は?

公開は1987年(昭和62年)。
監督はジェームズ・アイボリー。

P.S

アイボリー監督は今年、89歳。
話題作、「君の名前で僕を呼んで」で、歴代最高齢の
初のアカデミー脚色賞を受賞。

セシルを演じたダニエル・デイ・ルイスの
演技は高く評価され、歴代最多の
3度のアカデミー主演男優賞に輝いています。
又、最新作「ファントム・スレッド」が、5月26日公開。
引退を宣言しているのでぜひ、観なければと思っています。

ヘレナ・ボナム・カーターについては
『英国王のスピーチ』も良かったが、
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』とか、
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の
赤の女王役など、コスチューム・プレイ作品の出演が
印象に残っています。
でも、本作の若い時の彼女はキュートで、魅力が一杯。



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