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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

久しぶり! 友だちに再会 

2011年06月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 昨日(2011年6月14日)、本当に久しぶりに牧場の畑に行って種まきや作付の準備をして来ました。我が家のバデリムから車で30分の山の中、メイプルトン(Mapleton)にあるお友だちの牧場に畑を借りているのです。しかし、去年の9月頃から2か月近く日本に滞在し、オーストラリアに戻ってからは、あの大洪水をもたらした長雨で畑仕事から遠ざかり、今年も4月〜5月と日本に一時帰国していたので、ほぼ10か月ぶりの作業となってしまいました。

 畑は牧場のオーナー、ダニエルが雑草の駆除をしておいてくれたので、枯れ草を処理して土を掘り起こし耕し、牧場でふんだんに入手できる肥料をすき込めば準備OKです。でも、私たちは年も年ですし、しばらく農作業をしていなかったので畳1枚分ほどの広さを耕すのが精いっぱい。あとはゆっくりやることにして当日分はおしまいにしました。

 もう一つ問題は、今こちらが冬で、それも例年に比べると寒さがやや厳しいことです。さらに、農作業メモなど残していないので何の種を播けば良いのか、何の苗を植えれば良いのか見当がつかないし、アイデアも出てこないのです。まあ、冬といってもこちらは亜熱帯ですからマーケットで売られている苗を植えれば何とか育つだろうと思っています。
 
 季節感が狂うと言えば、その畑の一つの区画にパパイヤ(こちらではパオパオと呼ぶ)の木があって、今の時期木には緑色の実が千成瓢箪のように成り、しかも花が咲いているのです。普通花が咲いて実が付くはずですが不思議ですね。もっとも、こちらは亜熱帯であるためか、年中実を付けているような気がします。

 ところで、この牧場には2頭の馬がいます。1頭はダニエルの馬で「ビッグ・フェロー」、もう1頭はダニエルのお嬢さんマリーナの馬で「カンパニー」という名前です。私たちは牧場の畑に出かける時は必ずニンジンを2〜3本持って行ってこの2頭に食べさせるので、私にとてもなついていました。ワイフは離れて見ているだけです。
 
 昨日もそれこそ10カ月ぶりにこの2頭に再会するので、牧場への山道にある小さなスーパーでニンジンのお土産を忘れずに仕入れて牧場に向かったのです。

 2頭は大きな木の木陰にいるのが直ぐに見つかりました。私はこんなに長く合っていないので「私のことを忘れてしまっているかも知れない」と心配でしたが、名前を呼びながら近づいて行きました。いつもは私の姿を見るとすぐに走ってやって来るのですが、2頭は木の下でじっとこちらを見ているだけです。ところが、20メートルほどに近づくと、いつもは少し無愛想なカンパニーがこちらに向かって小走りにやって来るではありませんか。そして、すぐにビッグ・フェローも続いてきます。覚えていてくれたのですね。


 
 私はニンジンをあげる前に2頭の顔に頬ずりし、頬や首筋を撫でまわして再会の喜びを伝えてあげました。私になついているとは言え、10か月も離れていてあの大きな馬の顔に自分の頬を押しつけるのは勇気がいるものです。そして、おもむろにニンジンをあげると、いつものようにボリボリと音を立てて美味しそうに食べます。馬は本当にニンジンが好きなんですね。足りないといけないとポケットにニンジンを隠し持っていても直ぐに分かるようで、そうなると今度は馬の方から顔を私に擦りつけておねだりをするのです。

 農作業の心地良い疲労感と久しぶりに私の友だちに会えた嬉しさで、昨日は気分がフンワリと和らいだ一日でした。



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