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パトラッシュが駆ける!

どうかと思うね 

2019年06月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

子供への虐待が跡を絶たない。
それも実の親が、いたいけな我が子を傷つける。
なんていう父だ。母だ。
それでも、おまえら人間か。
私は、粗野で憤りやすい性質であり、彼らのその頭を、
張り倒してやりたくなる。

今回明らかになった、札幌の事件。
被害者は詩梨ちゃん。
これを「ことり」ちゃんと読むそうだ。
今流行の、きらきらネームの一つであるかもしれない。
命名の時、親はきっと、雅やかな女子に育てと願ったであろう。
その割には、虐待を加え、僅か二歳にして、
衰弱死に至らしめている。
命名と、自分のやっていることのギャップ、これが大き過ぎる。

そう言えば、昨年もあった。
千葉県野田市の事件での、栗原心愛ちゃん。
これを「みあ」ちゃんと読む。
心優しく、愛される子になれよと、親は名付けたはずだ。
その割に、父母のやっていることには「心」も「愛」もない。

過去の虐待事件を遡って見て、不思議なことに気付いた。
被害に遭った子供達の名が、皆立派なのだ。
振り仮名なしには、読めない名が多い。
さぞ頭をひねったであろう、凝りに凝っている。

これを、物知りの友人が、解説してくれた。
今は、名前に凝る時代なのです。
他に類を見ない、個性的な名をもって貴しとする。
そう言う風潮があるのだそうだ。

必ずしも、虐待事件の被害者ばかりでない。
この分で行くと、いずれ加害者の側にも、
キラキラネームが登場するかもしれない。
ああ嫌だ。
右を向いても左を見ても、輝くような名前ばかり。
太郎や花子は、もうこの世から絶滅してしまった。
私は「次郎物語」を読み、次郎に共感しつつ、育った世代だ。
もうこの世には、身の置き所がないような気分になる。

 * * *

NHKのテレビに「鶴瓶の家族に乾杯」という番組がある。
落語家の笑福亭鶴瓶が、その特異な顔に笑みを浮かべ、
全国各地を訪れる。
一種の紀行番組であり、芸能人などが、ゲスト出演し行を共にする。
現地の人との交流が楽しく、時に涙を誘う光景もある。
私は本当は、テレビ嫌いであるのだが、
これだけは欠かさず見ている。

今回の訪問地は、函館であった。
私の好きな町だ。
異国情緒にあふれ、その何処を切り取っても、絵になるだろう。
しかし、そのゲスト出演者が、私には困惑させられる人であった。
デビ夫人。

見ていると、胸くそがわるくなる。
という顔があり、私の場合、それが少なくないので困っている。
彼女もその一つ。
高慢の二字が、その額に張り付いているようで、好きになれない。
かつて、細木数子、野村沙知代と共に、私の嫌いな三女性の一人であった。

函館の町は見たいが、あの厚化粧は見たくない。
私は、テレビのリモコンを手元に置き、彼女が出ると、
すかさずスィッチを切り、消えた頃を見計らい、またつける。
そんなことを、一時間余にわたり、繰り返していた。
我ながら、大人げない。
見るなら全部見ろよ。
見ないなら見るな。
「どうかと思うね」
これは、私自身に向け言っている。

 * * *

見ない見ないと言いながら、私はまたしてもテレビを見ている。
TBSのサンデーモーニングという番組。
そのスポーツコーナーにおいて、コメンテーターをやっているのが、張本勲氏。
元プロ野球選手である。
これがスポーツ全般について、訳知り顔に言及する。
言うのは良いが、時に、にべもなく切り捨てる。
「遠い世界の話です。どうでもいいです」
ヨーロッパサッカーのチャンピオンリーグを評して言う。

彼は、威張って言う。
偉そうに言う。
私は好きになれないのだが、レギュラーコメンテーターとして、
欠かさず出演している。
その歯に衣着せぬ物言いが、視聴者を引き付ける。
とでもテレビ局は、思っているのかもしれない。
実は私もだ。
やな奴めと、心の中で罵りながら、つい毎週見てしまっている。

 * * *

中華食堂日高屋にて。
私がカウンターに座り、飲食していると、隣に初老の男が来た。
そこは廉価に飲食が出来る、つまりは大衆向けの食堂とされている。
他客と相席になるのは、避けられない宿命だ。

彼は、風邪気味なのであろう、鼻をぐすぐすさせている。
それが何時、くしゃみに変らないかと、
私はそればかりを恐れている。
左隣にも客が来た。
こちらは安心、正常な呼吸をしている。
と思いきや、臭うものがある。
彼の衣服に、染みついているものがある。
それが空気を伝わり、私の方まで及んで来る。
彼はきっと、ベビースモーカーであるに違いない。
彼の嗅覚は鈍磨し、その衣服に滲み込んだ臭いに、
気付かないと思われる。

私は、急ぎ飲食を終えた。
もう来るものか、日高屋なんぞに……
と言いたいが、そうも行かない。
あそこは、生ビールが安い。
つまみも安い。
それでいて、味も悪くない。
真っ昼間から飲める。
本日は、運が悪かったと思うよりない。

* * *

その会場には、傘立がなかった。
数百人収容の会館としては、お粗末であり、不備の謗りは免れまい。
だから、数百人の参加者は、持参した傘を、
それぞれ椅子に立てかけるなどして、保持していた。
小学生の将棋大会であり、当然のように父兄の付添人が居る。
私のような、オブザーバーも居る。

梅雨時であり、略装者が多い中、一際目立つ盛装の男性が居た。
瀟洒なサマースーツを着こなしているところ、紳士と言っていいだろう。
しかし、一つ情けないことがある。
その手にした傘が、ビニール製だということだ。
似合わない。
しかも、その似合わない傘を、彼は、後生大事に抱えている。
傘がないと、私は生きて行けませんと言うかのように、
しっかりと保持している。

惜しい。
たかが傘ではないか。
ホールの隅にでも、打っちゃっておいたらどうだ。
盗られたら困る?
その執着が、あなたの姿を、美しからざるものにしている。
そのことに、どうぞ、お気づきめされよ。



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ラーメン店。

まんちんろうさん

中華食堂日高屋にて。
6/22テレビで、全国ベスト3位に入ってました。パチパチ。

2019/06/23 08:42:13

キラキラネーム。

まんちんろうさん

以前、キラキラネーム付けられた男性が大人になり、就職活動にかなりの悪影響を及ぼしたとか。
誰もが、その名を聞けばなるほど思う名前でした。
彼は、裁判を起こし新たな名前に改名することが出来ました。
私も、気付きました。
親から立派な名前と言う財産を頂いたけれど、愛情と言うぬくもりは頂けなかった事悲しく思いました。

2019/06/23 08:39:13

どうしてあの顔が……

パトラッシュさん

喜美さん、
デビ夫人のあの顔からは「謙虚」と言う言葉が、まったく浮かびません。
彼女を好きな人が居る……とは、とても思えないのですが……

2019/06/16 05:40:57

思いあたる

喜美さん

私も同じように考えます
今はデビ夫人 立派な方の奥様でしたでしょうが生まれ育ちは私と変わらないそれ以下かも知れないのに昔の事は全く忘れていますね其れ嫌いです

2019/06/15 15:38:26

世に憎まれ人の種は尽きまじ

パトラッシュさん

彩々さん、
同じ占い師でも、貴女は細木さんと違い、謙虚で人望もおありになる。
今後とも、ご教示下さい。

小室佳代さんにまで、私は思いが及びませんでした。
彼女もまた「どうかと思うね」の一人でありました。
続編を書こうかしら……(笑)

2019/06/15 12:31:06

タレント

パトラッシュさん

漫歩さん、
母性本能と言うものは、何物にも勝る、人類普遍の強さと思って来ました。
それが、いとも簡単に捨てられる。
情けなくって、涙が出ます。

そうですか、鶴瓶もお嫌いですか……
人間の好みというのは、千差万別ですから、仕方ないですね。
テレビは、視聴率が第一。
時には「毒」タレントでも、敢えて起用するのかもしれません。

2019/06/15 12:21:39

観たくない、聞きたくない、言いたくない

彩々さん

一時期、テレビで見ない日は無かったほど
お元気な頃の細木数子、野村沙知代も
亡くなられ、少し静かになったような、、、

お元気に活躍されているデビ夫人も同じような
タイプですね。
今年になってお一人、同じような
タイプに見えてしまうのは私だけかも知れませんが、小室 佳代さん!みんな同じような顔に
見えます。

皇族の名を汚すことの無いよう、ずーっと
雲隠れでも、していてほしい人です。

そして、我が子を思いのままに扱う親の顔を
した、まるで悪魔。
画面や画像で、観たくない。

悲しい溜息はもうつきたく無いものです。

2019/06/15 12:17:01

細心

パトラッシュさん

吾喰楽さん、
そのくらいに、気を付けていれば、事故は起こさないでしょう。
「俺は大丈夫だ」という自信過剰が事故につながっているようです。

2019/06/15 12:13:01

安易

パトラッシュさん

ガラさん、
そうでしたか……
独創ではなく、受け売りなのですね。

漫画の見過ぎかもしれませんね。

2019/06/15 12:10:28

母性本能

漫歩さん

 ー無知な女は簡単に母を捨てて女を取るー
最近のコラムにありました。
母性本能が綿より軽んじられている結果でしょう。


「鶴瓶の家族に乾杯」は鶴瓶その人が嫌いなので見ません。
デビ夫人は、あのひとが出ているとCHを変えるか消します。

2019/06/15 12:05:35

交通事故

吾喰楽さん

おはようございます。

親による虐待、高齢ドライバーによる交通事故など、子供の被害が多発していますね。
痛ましい事です。
私は、虐待には無縁の歳ですが、交通事故の加害者にならないよう、注意して運転します。

2019/06/15 09:22:28

心愛だの詩がどうだのという名は

ガラさん

漫画や芸能紙、テレビドラマからのパクリだそうです。

お里が知れます。

2019/06/15 09:08:38

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