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小春日和♪ときどき信州

本・柴崎友香 「待ち遠しい」 

2019年10月13日 外部ブログ記事
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 内容紹介
住み心地のいい離れの一軒家で一人暮らしを続ける北川春子39歳。 母屋に越してきた、夫を亡くしたばかりの63歳、青木ゆかり。 裏手の家に暮らす現実的な今どきの新婚25歳、遠藤沙希。 年代も性格もまったく異なる3人の出会いから始まった、温かく、どこか?み合わない“ご近所付き合い"、その行方は――。 女も男も、人からは見えない、そしてジャッジすることのできない問題を抱えている。年齢や、生きる環境、価値観など、さまざまな違いを乗り越えて、人と人はほんとうに分かり合えるのか? 現代を生きる大人たちに贈る必読の一冊。芥川賞作家が描く新たな代表作!
                読書備忘録 
39歳独身の春子にとっくのとうに39歳を過ぎているのに、なんかいいわ、こういうのと読んでいたけれど、ゆかりと沙希との距離が縮まっていくうちに、ん?
若いころ友人たちと、ずっと独身だったらみんなで一緒に住もうよ!なんて言っていたっけ、それを現実にしている人っているのだろうか?同じマンションに住んでいるというのは聞いたことあるけれど・・・なんてことを思いだした。
で、この三人はというと、ゆかりがかすがいみたいないい味出して、ゆかりが戻って来なかったらこうはいかず、ずっとご近所とも五十嵐とも親しくなりはしなかったかもしれないと思うと、やはり貴重な存在なのじゃないかと・・・今時なかなかいないんだろうな、ゆかりみたいな人。
沙希はというと、ぐさぐさ刺さる。そこで避けてしまったとしたら・・・
いろいろあるのは当たり前、少々距離を保っていい関係を築いて生活するのも居心地良さそう。
で、最後に待っていたのは・・・なつかしい!
東京の下町だって我が家ではこんなことあったんです。今は皆無!
葬儀は家族葬が増えてひっそりと執り行われ、知らなかった。お別れしたかった。と言ったところで、残された家族がいちばん良いようにされることだから・・・
それに今は、一日葬に直葬ってのもあるらしい。
読んでいて、そんなことまで思ってしまった。
ゆかりのご主人が亡くなった時の事は、やはりどこにでもそういう人はいるんだなぁ、自分もそういう人にならないよう気を付けなければと思い、春子の尿管結石の話では、ひー!そんなのイヤだ。佐藤愛子さんだったと思うけれど、胆石で痛みが来ると気絶するって書いていたのを思い出し、そうなのね、どの程度で救急車を呼ぶか、ドアは開けておくのか、家の貴重品はどうするのか、とりあえず何を持っていくのか?など、ひとりの時だったらと、思いゾッとした。
みんな違って当たり前、いろんな人がいて当たり前、家族が仲良くなければならない、なんてこともなくなって縛りがない分、生きやすくなったのか、そうではなくなったのか・・・人それぞれの考えで生きればいいのだよね。悪さしなければ・・・
?なんとなくテレビドラマの「すいか」を思った。
★★★★☆
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