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映画が一番!

阿弥陀堂だより 

2020年02月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

新型コロナウイルスの拡散が広まるばかり、
終息の気配はなく、ここしばらくは外出せず、
我慢の日々が続きそうです。

しかし、政府の対応を見ていると、
なんだか行き当たりばったりで、リスク管理など、
出来ていないように思えます。

高給取りの政治家、官僚の皆さんは
こういう時こそ存在価値を見せて
給料に見合う仕事をして欲しいです。

今日の映画紹介は「阿弥陀堂だより」。
BSプレミアムで2020年2月26日(水)13:00〜放送。
去年の5月に紹介しているので再掲です。
2002年10月に観た時の感想文です。

原作は芥川賞作家である南木佳士の同名小説。
監督は「雨あがる」の小泉堯史。

キャッチコピーは、
”忘れていた,人生の宝物に出逢いました。”。

東京に住む上田孝夫(寺尾聰)と美智子(樋口可南子)夫婦。
孝夫は売れない小説家で、
美智子は大学病院の有能な医師だった。

ある日、美智子は流産をきっかけにパニック障害になる。
都会の生活にも仕事にも疲れきっていた2人は、
孝夫の実家がある信州の谷中村へ移住することを決心する。

2人は移り住んだ村で、村の死者がまつられた阿弥陀堂で
暮らしている96歳のおうめ婆さん(北林谷栄)や、
喋ることが出来ない難病を抱える少女の
小百合(小西真奈美)など村人達に出会う。

小百合は、おうめ婆さんが日々思ったことを書きとめ、
村の広報誌に“阿弥陀堂だより”として連載していた。

おうめ婆さんとの会話がいいですね。
おうめ婆さん:
”小説っていうのは嘘の話でありますか、
それともほんとの話。”
上田孝夫:
”嘘の話なんだけども、ほんとのことを伝えるための
 嘘の話って言ったらいいかな。”
小百合:
”小説とは、
阿弥陀様を言葉で作るようなものだと思います。”

なるほど、小説というのはこんな感じなのでしょう。

撮影が四季折々の美しい自然に囲まれた暮らしを、
長野県飯山市を中心とした奥信濃で撮られただけに
淡々とした時間の流れの中で、暮らす村人達の
それぞれの生き方と自然が見事に調和しています。

原作者の南木 佳士さん(本名:霜田 哲夫)は、
医者で、自身のうつ病の経験から、
生と死をテーマにした作品が多く、
本作も 自身の体験が反映されているようです。

北林谷栄が第26回日本アカデミー賞助演女優賞を、
小西真奈美が新人俳優賞を受賞。



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