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フリーソロ 

2020年06月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『フリーソロ/Free Solo』。
BSプレミアムで6月15日(月)21:00〜放送。

ジミー・チンとエリザベス・チャイ監督による、
フリークライマーのアレックス・オノルドを
追った衝撃のドキュメンタリー。
2019年のアカデミー賞ドキュメンタリー賞受賞作品。
2019年9月に観たときの感想文です。

「フリーソロ」とは、ロープなどの安全確保器具を
一切使わず一人で岩壁を登攀するクライミングのこと。

TVのバラエティ番組で良く観る「ボルタリング」も、
フリークライミングの一種なんですね。
もっとも、安全確保は万全ですが。

キャッチフレーズは、
”ラスト20分…、極限を超えた体感。”。

幼い頃は引っ込み思案で、内気なオノルドは
10歳の時、山へ登り始めてからクライミングを始める。

もっとも、人と群れることは好まず、人との付き合いが
苦手な彼にとっては「フリーソロ」が性に逢っていた。

彼はさまざまな場所の絶壁を征服していき、
目標をいまだ誰も成功していない、
カリフォルニア州のヨセミテ国立公園内にある、
高さ900メートル超の巨大な岸壁の
“エル・キャピタン”の岩肌を登ることを決意する。

2016年春、まずロープをつけて、
先輩クライマーとともにエル・キャピタンを登って、
頂上までの詳細なルートのチェックを行う。

同年夏にはモロッコのタギアで練習し、
秋にエル・キャピタンの序盤の難所で
9メートル下に滑落して足首をねんざしてしまう。

翌2017年の6月3日早朝、オノルドは何の気負いもなく
飄々と岩壁に取り付き登り始めるのだった…。

製作・監督・撮影が、ジミー・チンで、
製作・監督がエリザベス・チャイ・ヴァサルへリィ。
2017年1月に観た、登山映画の『メルー』と、
同じコンビですね。もっとも二人は夫婦ですけど。

岸壁にへばりついているばかりの映画ではなく、
平地ではオノルドに密着し、
彼の訓練風景、恋人、母親、友人らとの交流を紹介と、
オノルドの人間性を描いていて、
肉体的な訓練だけでなく内面というか、精神的な部分にも
フォーカスしているところも良かった。

監督のチンをはじめとして、
ベテランのクライマー兼カメラマンのチームは
オノルドの登山に同行、あるいは先行して
撮影地点を確保し、前人未踏の“登り”を撮影する。

映画と言えば、CGや合成と思ってしまいますが、
これらを使わずに、身体を張って撮影しているのも驚きです。

もう一人の監督、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィの
インタビューでの言葉が本作の見どころですね。。

”美しい風景もたくさん出てきますし、
登場人物の人間関係も面白いと思います。
人とのコミュケーションでアレックスが少しずつ心を開き、
不可能を可能にしていく姿を観ていただきたいです。

彼にとってはエル・キャピタンという山が最大の挑戦でしたが、
すべての人にそれぞれのエル・キャピタンがあると思います。
達成できそうにない夢も努力次第で達成できるということを
是非スクリーンで鑑賞し感じてほしいです。”。

究極のドキュメンタリー映画をお楽しみ下さい。



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