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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

68歳誕生日 

2011年09月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
多くの人と出会い、さまざまな経験を積み、想いを深めていく。そして今日は、68歳の誕生日を迎えた。感想は、もうこんなところまで来たかと、思うだけで68歳はピント来ない。相当に鈍い男である。誕生日は、年齢とともに積み重ねてきた、人生の輝きがまたひとつ始まる大切な記念日。これからの一年が輝くように改めてまた一歩を踏み出したい。
 
7月に軽井沢で妻の誕生日を祝ったが、今日は 東御市 にある玉村豊男氏のヴィラデストガーデンファームアンドワイナリーへ予約をしてある。あるブロ友の表現を借りると、空はピカーンと晴れわたり各地で30℃を超えるという夏に逆戻りのような天気になった。往路はパノラマライン南コースから鹿沢へ入り地蔵峠を越えて 東御市 に入った。好天気に時折車を止めて景色を愉しみ、清々しい空気をむねいっぱいに吸い込む。ご機嫌のドライブであった。
 
ヴィラデストカフェのランチコースは、アミューズ・前菜・パン・主菜・軽いデザート・お茶、という野菜いっぱいのコースだ。ここでは、ワイン製造の為の葡萄を栽培しているがさまざまな種類の野菜やハーブも作られている。自家製で間に合わないものは地元の農家に依頼しているというので、ほとんどこの地で獲れたものだ。味付けを濃くせず素材を活かした料理が私たちの口に合い、自家製のパンも美味しかった。
 
席から眺める景色も素晴らしい。 東御市 と言っても 上田市 に近く、眼下には上田の町が見え、その彼方にそびえる山々の稜線が幾重にも重なり美しい。青空が光りそよ風が吹く庭では、オレンジ色の蝶が紫の花に群れていた。庭の高い位置に、枕木が敷き詰められたパーゴラがあり椅子が用意されていた。私たちは、ここに何時間でも座っていたい気持ちだった。
 
そして帰路に立ち寄った「湯楽里館」の露天風呂で、今度はお湯の中からその山々の稜線美をゆらゆらと揺れる湯気の中から楽しむという、まったく贅沢な時間を過ごしたのであったが、今日はもう一つおまけがついた。湯楽里館を出てしばらく行くと「稲倉棚田」という看板を発見。
日本棚田百選に選ばれている棚田を見ない手はない。サイン通りに車を進めると妻が叫ぶ、「あ、あそこよ!ほら、たくさん人がいるわ!」まったくそこが稲倉棚田に違いなかったが、違ったのはたくさんの人ではなく「かかし」だったのである。二人は大爆笑で、これは書いてはいけないと口止めされているが、今日の記念日に相応しい大爆笑を書かないわけにはいかない。
 
素晴らしい天気に恵まれ、ご馳走でお腹は満腹、ゆっくりと温泉を楽しみ棚田百選に出会い、300円で買った湯楽里館での大きなスイカは妻の大好物。どうしてこれが300円なのか分からないと妻はご機嫌であった。私は玉村豊男氏としばし会話を交わし、ショップで買った「料理の四面体」の本に記念すべき日付でサインをもらい、いつまでも想い出に残る素晴らしい誕生日となった。
 
 

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