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迷える羊のメモ帳

メモ帳143ページ目 「忠七飯」の思い出        

2011年09月12日 外部ブログ記事
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メル友が懐かしい画像を送ってくれた。7年前の春に、シニアナビオフ会で
官の倉山に登山した時のものである。
東武竹沢駅から、のどかな里山の景色を見ながら344Mの頂上を目指して
歩いた。低山ではあるが、その行程は変化に富み、歩きごたえのあるもの
だったのを憶えている。遅れ勝ちではあったが、神々の宿る山の頂上に立ち
感動したものだ。

メル友が送ってきた画像は、この時の会食に頂いた「忠七飯」のものだった。
茶漬けの一種で、埼玉県小川町の郷土料理である。
宮内庁の全国郷土料理調査において日本の代表的な郷土料理、日本五大名飯
に選ばれている。私の生まれるずっと前の事です。


資料によれば、「忠七めし」は気骨ある料理人だった当家八代目、八木忠七と
幕末の剣客、政治家、思想家、「剣・禅・書」の達人としても知られる山岡鉄舟
との出会いから生まれました。鉄舟は父の知行地・小川町竹沢を訪れる折々、
必ず当館に立ち寄られ忠七の調理する料理を食べながら酒を飲まれるのが
常だったという事です。ある日、忠七に向って居士は「調理に禅味を盛れ」と
示唆され、それを受けた忠七が苦心に苦心を重ねた末、出来上がったものが
「忠七飯」である。
当時、鉄舟は剣(ピリッとしたわさび)・禅(海苔の淡い味わい)・書(ゆずの
香り高さ)の三道の意が盛り込まれ、我が意を得たりと喜び、忠七飯と名づけ
たという。

作り方は温かいご飯にもみ海苔をいっぱい混ぜておき、この上にわさび、ゆず、
さらし葱の薬味を添え、土瓶に用意されたかつお節のだしをかけて食べる。
今でこそ、どこの店にでもある"お茶づけ"の定番である。


下山してこのお食事に出会い、ザルの中に綺麗に並べられたお料理に胸が
躍った。乾いた身体にお茶づけはすごく美味しかった。
だし汁は、伝統に培われた上品な味だったと記憶している。
懐かしい思い出ではあるが、登山で汗を流し、仲間と語らいながらのお食事は
歳を重ねるごとにもっと必要になる気がする。もう一度食べたい「忠七飯」を
思い出させてくれたメル友に感謝した。

これらが日本五大名飯とされている
サヨリめし(岐阜県)
深川めし(東京都・江東区深川)
うずめめし(島根県・津和野町)
忠七めし(埼玉県・小川町)
かやくめし(大阪・難波)

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