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自転車ツーキニスト 

2011年09月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

いよいよ自転車通勤の日が来た。前日からリュックサックを用意して自転車通勤に備え、子供のように少々興奮して寝付きが悪い。朝になり部屋のカーテンを開けると曇がちながら、木々の隙間から見える西の空は青かった。現在読んでいる本「自転車生活の愉しみ」の著者疋田智氏は、1999年に「自転車通勤で行こう」という本を初めて書いた。そして2003年に「自転車ツーキニスト」と改題され文庫本として発行され、自転車ツーキニストの言葉が生まれた。
 
私はここに移住する前からこの地に住んだら自転車に乗るぞ、と決めていた。そのことに関しては妻も賛成で、自転車がプリントされたTシャツを買ってくれたほどだった。そして移住生活にも慣れ、「自転車」を所有する様々な環境が整い移住生活3年という月日が流れた今、やっと自分の自転車を手に入れた。
 
「自転車生活の愉しみ」という本の前に、伊藤礼著「こぐこぐ自転車」を読んだが、著者は奇しくも私と同じ年齢68歳で自転車に乗り始めている。そして70歳(古稀)のときにこの本を書いているが、古稀というのはそろそろ目いっぱいの年齢になったから相応の準備をしておけという警告であるといい、本の著名も「古稀老人自転車日記」の予定だったという。しかし、そういう書名は、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」を連想させて適切ではないし、もう少しで死にそうな老人の日記など誰も買ってくれませんよ、と言われ、「突然目覚めてサイクリスト」「元気自転車」「新サイクリスト読本」「俳諧自転車」「天国へは自転車で」などという候補名があったらしい。
ちなみに伊藤礼氏が現在まだ健在で、自転車をこいでいるなら78歳である。そして、私の手に入れたこの「こぐこぐ自転車」は昨年平凡社ライブラリー版となった文庫本であるが、その後書きのなかで、喜寿である私は相変わらず盛んに自転車をこいでいる、と記している。
世の中には元気な老人もいるものだと感心するが、これから先の私の自転車人生は如何に?
 
はやる気持ちを抑えながら、しかし昨夜考えていたよりも10分も早く8時前に自転車を漕ぎ始めた。見送りに出た妻に手を振り最初は下り、そしてすぐに登りとなる道を行き、県道へ出た。
あやめ亭のおじさんに挨拶をする。今日は早いね、という笑顔のおじさんに今日は初めての自転車通勤だと説明もそこそこに別れを告げた。最初から自転車には力はいらないということを知ったことは、まさに鬼に金棒である。下りは慎重に、登りは軽いギアでゆっくりと時間をかけて、平坦地はペダルを踏む力加減に無理がないように気をつけながら進む。浅間高原を颯爽と走る、なんて格好良さはもうどうでもいい。自然の風を感じながら景色や虫の音を楽しむ自転車は最高だ。コンビニまで試走の時より4分も余分にかかっていた。勤務地に到着したが疲労感はない。そして帰路は、試走と同じ時間だったが、夕暮れは早く、自転車用のヘッドライトの必要性を感じた。
 
かくして私の記念すべきチャリダー人生は順調に滑り出した。
本日の走行キロ12.17km、時間は57分42秒、最高速度37.44キロ、平均速度12.64キロ、本日までのトータル走行キロ数52km。
 
 

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