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たかが一人、されど一人

台湾問題(下) 

2022年08月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 中共の力が着いてきて国民党政府を国連から追い出すことに力を貸した西欧諸国、即ち主には米英仏だろうが、この時なぜ国民党政府をもう少しケアして、ソフトランディングできなかったのか不思議でならない。日本は戦後25年目、ずっと前に国連には加盟(1956年)していたがアメリカの属国そのものだから、何も言えなかったのだろう。そして運命の翌1972年9月、田中角栄内閣に依る日中国交正常化である。このため日本は台湾政府と国交断絶せざるを得なかった。当時の事情を知る人は少なくなっているだろうが、元々日本であった台湾との国交断絶には相当な無理があったことは容易に想像できる。従来の交流が途切れないようにするため様々策が講じられ、実際の経済交流は、当初本土より台湾との方が遥かに多かった筈だ。何と言っても本土は共産党1党支配の国だったから、誰もがおっかなびっくり。その意味では田中内閣は良くやったと思う。少し個人的なこと言えば、20年以上指導を受けている囲碁の先生、彼女は四川省成都の出身。裕福な家柄で、叔父さんは日本の陸士卒業の国民党の将軍。国民党は日本と戦ったが、日本に留学したエリートが多かった。共産党にもいたかもしれぬが、少なくとも周恩来氏はフランス留学だ。中国人は気が長い。共産党側も未だに香港にしても台湾にしても一気になにかしようとはしていない。「1国2制度だが、我が領土です」なんてことで済ませている。台湾も元々漢民族に統治されたいたので、本国とはウィンウィンで付き合っていければ良しとする人もいるだろうし、中には経済力が着いてきたので独立を希望する人も多いようだ。問題はここからである。英国はEUからムリムリ独立したり、国内的にも似たような問題を沢山抱えている。世界各地で見られる一部地域の独立志向だ。沖縄が独立すると言い出したら日本政府やアメリカや中国がどんな反応を示すか想像は出来ないが、国内問題を超える大きなトラブルが発生するかもしれない。現在ウクライナで進行中の事件も元を正せば、地域の独立運動が原因ではないか?アメリカが、これに介入して戦争にまで突入させたロシアを批判するなら、己も台湾の独立派を支援するなんてことはすべきではない。理屈が通らないだろう。2日もかけて言いたかったのはこのことだ。まして日本は、嘗て専制主義国家として植民地を沢山作って世界に迷惑をかけてきた経緯がある。軽々しく他国の内政問題に容喙すべきではない。

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