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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

ベニテングタケ 

2011年10月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
自転車通勤も延べ20日となり、すっかりチャリダーとしても安定してきた。快適な自転車通勤は相変わらず気持ちいい。自転車は車と比べて圧倒的にスピードが遅いが徒歩とは比べものにならないほど速い。しかし、徒歩と共通するのは体がそのまま外気に触れ、風を受け、匂いを感じることができることだ。通勤途中にある浅間山の絶景ポイントのそばには牧草地があり当然のことだが牧場もある。その匂いは決していい匂いではなく、都会の人々のみならず現地の人でも臭い匂いに違いないが、車でさ〜と通り過ぎるなら、その匂いをかぐことはないだろう。
 
清々しい空気の中で自転車をこぎながら美しい紅葉が次々と姿を現す通勤路は、もうすっかり心ウキウキ状態で、気分爽快とはまさにこのことなのかと、ワクワクしながら、時には緑のトンネルで一瞬薄暗くなるがそこを通り過ぎるとさっと光が射し明るい世界が開けるという連続を楽しんでいる。そうこうしているうちに、その問題の匂いがぷ〜んと鼻をつく。どうやら牧草にあたえる肥料の匂いらしいが、私はその匂いをかぐとここは北軽井沢だな、と感じるのである。
風向きによってその匂いの強弱も味わえる。しばらく走るとその匂いは消え、また清々しい空気に包まれる。
 
キャンプ場内は色とりどりのモミジが、秋というメロディーにのって自慢の衣装を着けて踊っている。四季を通じてどんな相手にも見事なコラボレーションを演じてくれる空と雲も、モミジたちの踊りにうっとりと微笑んでいる。そんな景色を見て人の心が微笑まぬはずはない。自然に口元はゆるみ気持ちのよい時間を過ごすことが出来る。私はこの地に来て、天気の良い日の空を見るのが一番好きだ。毎日違う形の雲と青空の競演は、満天の星空を見るに等しい。寒い冬の空に輝く星たちの輝きは天空にダイヤモンドを散りばめたようで、うっとりと見入ってしまうが、何といっても冬の夜は寒い。寒がりの私には少々無理がある。青空と白い雲は、それぞれ違う四季の景色を引き立たせる役目もあり、時には美味しそうなソフトクリームを想像する雲と出会い、また時には大きな象の形をしている雲が通り過ぎていくこともある。こんな風景の中で生活するとストレスという文字はなく、これ以上の「健康的」な生活はないと断言できる。
 
毎年、キャンプ場管理棟の裏に生える「ベニテングダケ」というキノコがあり、今年も出てきたというのでiPodのカメラに収めた。キノコに詳しい地元のSさんに「これ、食べられる?」と問いかけてみた。すると、「たくさん、食べなければ大丈夫」とニタニタ笑いながらの返事がかえってきた。帰宅して、ベニテングタケをキノコ図鑑で調べると次のように書いてあった。
 
食後15〜30分して、短い時間うとうとしたあと、酒に酔ったようになる。筋肉のいちじるしいけいれん、精神錯乱、幻覚、視聴覚障害などで4時間以上興奮状態が続いた後、深い眠りにおちる。嘔吐する程度で死ぬことはめったにない。24時間以内に回復する
古くから知られた毒キノコであるが、西洋では神秘的なキノコとして宗教や民族と結びつき、多くのエピソードがある。また童話の絵本によく登場し、民芸品などのデザインにもよく用いられる。
 
Sさんの人のよい顔がニタニタと笑っている姿を思い出し、私の頬もゆるむ。そして、体の細胞が活性化していく音が聞こえてきた。
 
(お詫び、17日の記事「また薪が飛んできた」の最後の写真は、ウバユリではなく、マムシ草でした。訂正いたします)
 
 
 
 
 

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