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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

「たゃーぎゃーにしときゃー!」河村市長  

2012年02月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 名古屋市の河村たかし市長が友好都市である中国江蘇省・南京市の使節団に
旧日本軍が中国の民間人を大虐殺したという南京事件は「なかったのではないか」と
発言して物議を醸していますね。

 これを受けて南京市は名古屋市との交流を当面行わないとの対応を決め、
江蘇省も政府職員の愛知県への渡航を禁止する通達を出しました。
そして、民間レベルの書道や柔道などの交流イベントが次々と中止になっています。

 こうした中国側の反響の大きさに河村市長は「儀礼上、不適切だった」と
もらしたともいいますが、会見など公式には「中国側の誤解だ」、「発言は撤回しない」と
強気の構えを崩していません。

 ここで私は南京大虐殺があったかどうかを論ずるだけの材料を持ち合わせていませんし
第一、それほど簡単に結論を出すことができる問題でもありません。
しかし、河村市長がその発言の根拠にしたのは以下の事情だったと自ら述べています。

 すなわち、戦後中国・南京から引き揚げて来た河村市長の父親は、
「中国では本当に親切にされた。大虐殺などすれば親切にされるはずがない」と
言っていたというのです。

 河村市長は他にも併せてこの歴史の勉強をしていると信じますが、
日本と中国が互いに国の威信をかけて真実の究明に取り組んでいる問題に
父親からの「〜はずがない」との話を根拠に「南京大虐殺はなかった」と
結論を出し、公のしかも友好を深めようという場面で発言したことに大変驚きます。

 公職の人が、しかも首長が様々な歴史を顧みて、
自ら正しい歴史認識を持つことは当然のことで、むしろそうあるべきです。
しかし、自らの考えをいつでも誰にでも披歴、指摘して良いものではありません。
大名古屋市の市長さんなら、取り巻きにアドバイスなどされなくとも
紳士的に賢く対応できるはずです。そうでなければ、市民が恥ずかしいでしょう。

 河村市長はいつまでも意地を張っていないで、
一刻も早く発言を撤回し、陳謝するべきです。
私はこういいます。「おみゃーさん。たゃーぎゃーにしときゃー!」と。

(注)
「おみゃーさん。たゃーぎゃーにしときゃー!」は
「お前さん。大概にしときなさい!」の意味で、河村市長得意の名古屋弁です。
非難する意味合いを含んでいます。



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