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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜
タバコ400円は安過ぎる!
2010年05月03日
テーマ:テーマ無し
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先月(2010年4月)末、日本と私たちが住むオーストラリアでタバコに関するニュースが相次ぎました。<br />
まず先月28日、JT・日本たばこ産業は10月からの大幅増税に伴って、およそ100の銘柄について、値上げの価格改定を財務省に申請しました。認可を待って10月から実施したい考えです。<br />
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「これまでに例がない大幅な値上げ」と言うだけに、ほとんどの銘柄は1箱110円から140円の値上げで400円以上ということになります。人気のマイルドセブンが300円から約37パーセント上がって410円に、セブンスターは300円から約47パーセント上がって440円になるといいます。前回の値上げ幅は10円から30円でしたから、なるほど大幅値上げですね。<br />
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タバコ好きの人にとっては憤懣やる方ない値上げ案だと思いますが、オーストラリア政府はその同じ28日、25パーセント(2.16ドル=約185円)の増税を発表し30日から実施しました。上げ幅は日本より小さいのですが、既に1箱(30本入り)が普通8〜9ドル(約700円〜780円)、ほとんどの銘柄が10ドルを突破していましたから、最終的な価格は大幅に違ってきます。値上げ後の陳列棚を見まわしたところ、15ドル(約1300円)が中心価格となっています。日本は値上げしてもまだオーストラリアの3分の1という安さなのです。<br />
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これで驚いてはいけません。すでに成立している法律によって来年、2011年から店頭にタバコを陳列して販売することが禁止されます。さらに追い打ちをかけるように2012年からは、タバコの箱に銘柄などのロゴを印刷して独自のデザインにすることを禁止する法案を準備しているのです。すでにタバコの箱にはタバコによる身体の病変部をショッキングに印刷し、タバコの害を警告し、禁煙の相談電話番号まで印刷されていますから、そうしたものは残り、ブランド名は小さな活字で印刷されるのみとなる予定です。<br />
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こうした規制があっても、タバコを吸う人はどんなに買いづらくても恥ずかしい思いをしてでも買って吸うでしょう。でも日本の事情と比べてみれば格段に喫煙に対する社会的な感情や政治的姿勢は厳しいものがあります。オーストラリアの政府は喫煙に対して明確にNOを付きつけている訳で、これまでの歴史的な喫煙の習慣や事情がなければ大麻などと同じように禁制品に指定するだろう程厳しいものです。レストランや居酒屋での禁煙は取り立てて言うほどのことではない程当然なのです。<br />
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私も10年前まではヘビー・スモーカーでしたから偉そうなことは言えませんが、苦しみを乗り越えて禁煙したからこそ、タバコの害を声高に叫ぶことが許されると思っています。5日間や10日間禁煙できると「もう大丈夫だから、試しに1本」と都合のよい理屈を思い付いて吸ってみる。それがきっかけでまた吸い出す。この繰り返しですね。自分の心までタバコにコントロールされるなんてばかげた話ではないですか。タバコは「魔薬」なのです。<br />
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自分の意思でコントロールすることが困難で有害な習慣であるからこそ、国民の生命・健康を守る義務をもつ国家が確固たる方向を打ち出し、可能な規制策を実施して行くことは当然です。最近では日本でもタバコの大幅増税、値上げが話題に上りますが、いつの間にか立ち消えになってしまいます。今回の値上げ案はこれまでの値上げに比べれば大きいかも知れませんが、それでも先進国としては恥ずかしい「安さ」、「無いに等しい規制」です。<br />
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オーストラリアを訪れる日本人観光客が片隅に追いやられた喫煙所にたむろして煙を吐く姿はとても醜悪で見苦しいものです。私はその光景を見るたびに何とおぞましいことかと落胆し、同じ国民として恥ずかしい思いをするのです。<br />
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