面白うてやがて哀しき猫かふえ

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パトラッシュが駆ける！

2013年02月11日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

「猫カフェ」なんてものが、あるんですね。
私は、知りませんでした。
お金さえ出せば、何でも満たしてくれる。
便利な世の中なのですね。

「猫可愛がり」
私とは、無縁です。
それは、女子と小人のやるもの。
男たる者、頬ずりなんてことを、決してやってはいけません。
そして私は、猫をそれほど、好きではありませんので。

「ねえ、見てこれ」
妻が携帯の写真を見せました。
「江の島で撮ったのよ。そっくりでしょ」
「ふん。そんな猫、何処にだっているわい」
でもよく見ると、ほんとにそっくりなのです。
白黒の紋様から、その物憂げな表情までです。

私は知りませんでした。
「江の島って、猫好きが、わざわざやって来るところなのよ」
ちなみに彼女は、島の対岸、片瀬というところの生まれです。
時折、墓参に行き、そうすると必ず、江の島にも寄ります。
昼食を、そこの回転寿司で食べるためにです。

その、猫とじゃれた男は、有名私立中、高校の出身だそうです。
きっと、将来を嘱望されていたのでしょうね。
それが社会と、うまく適合出来ない。
「今に見てろよ、世間のやつら」
そんな思いが、彼の心の中に、溜まっていたのかもしれません。
これを「鬱積」と言うらしいです。

世間を騒がせることが、彼の存在証明だとしたら、
捕まるなんてことも、それほど問題ではなかったのかも・・・
でなければ、何も「尻尾を掴まれる」ようなことを、しなくてもいいのに・・・

嘱望されざりし者、私のような凡夫は、幸せです。
鬱積させようにも、この隙だらけの身では、
そもそも溜まるものがありません。
そして「満足度」というものが、低いのです。
湯豆腐を肴に、酒の一合も飲んで、寝てしまえば、それでもう、
極楽なのですから。

一見、便利な世の中に見えます。
お金さえ出せば、何でも手に入りますから。
しかしそこに、本当の満足感はない。
おかしな世の中だなあ・・・
改めて思わされた、事件でありました。

ちなみに、猫に罪はありません。
私、猫好きではありませんが、そのくらいの擁護は致しておきます。
「猫じゃらし」は、時たまやります。
猫と戯れるわけでは、ありません。

帯の結び方です。
ものぐさだから、垂らした両端の長さが、不揃いになる。
それだけのことです。