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パトラッシュが駆ける！

おだてりゃ豚も　

2013年07月18日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

木に上ると言われる。
私は、ヒマ人ではあるけれど、豚が木に上る姿を、
見たいとは思わない。
おだてられた豚は、いいところを、見せようと、
それはきっと、必死に這い上がるだろう。
私は、その姿を笑うよりも、哀れを催してしまいそうだ。

珍奇な光景だから、それは、笑う人の方が、世間では、ずっと多かろう。
「ほれほれ、やって見な」
「お前はえらい」
口々に、囃し立てるだろう。
拍手をするだろう。
それが普通だ。

豚の今後に、思いを馳せる者など、居まい。
堕ちて傷付こうが、死のうが、それは自業自得だ。
己を見失った、お前がそもそも、悪いのだからと、いうことになる。

豚はおおむね、尊敬されることがない。
その尊厳を、気遣う必要がないとなれば、揶揄の対象には恰好だ。
だれでも気楽に、心にもない、愛想が言える。

しかし、私は、いやだ。
蔑みつつ、一方で、持ち上げる、なんてことを、やりたくない。
それは、自分に正直ではない。
私は、器用な生き方の、出来ない人間だ。

どうしたら、よいか・・・
いやだと思えば、最初から、関わりを持たない。
これがいい。



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