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パトラッシュが駆ける!

秩父夜祭 

2013年12月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

トントントントン・・・
締め太鼓の音が、間断なく響き、そこに大太鼓が、ドンドンドンと、
豪快に加わります。
笛の音が、ピーヒャラピーシャラと彩りを添え、鉦の響きが、
チャンチャンと、調子を上げます。
聞く者の気分を、浮き立たせずにはおかない、屋台囃子です。
町のあちこちから、聞こえて来ます。

焼きそば、たこ焼き、お好み焼き・・・
食べ物を売る屋台が、至るところの街路に、軒を並べ、ソースの匂いが漂っています。
その数、百や二百でないでしょう。
もしかしたら、日本中の屋台が、この町に、集結したのかと思うくらいに、
おびただしい数です。

数十人の若者に引かれ、山車が進みます。
高さは7メートル、重さは20トンもあるそうです。
屋台の上には、鮮やかな紅の、幕が下がり、そこには、錦糸でもって、
鯉の滝登りなどの、刺繍が施され、それはもう、絢爛豪華と言うよりありません。
山車の屋根には、若者が登っています。
その数、六人も。
えいやー、えいやーと、引手を鼓舞するように、扇を振り、掛け声を発します。

神社の境内では、歌舞伎が上演されています。
もちろん、地元の有志による、しろうと歌舞伎です。
舞台は仮設ながら、これも紅の幕に彩られた、鮮やかな屋台です。
おなじみの「白浪五人男」をやっていました。
狭い舞台ながら、五人男と取り手との、立ち回りも行われるなど、
寸劇としては、立派なものでした。

夕刻が迫るにつれ、人が増えました。
夜祭と言われるくらいで、夜にクライマックスを迎えるようです。
夥しい数の人です。
これを警備する埼玉県警の機動隊が、続々到着しておりました。
バスに十台、ということは、五百人体制で臨んでいるようです。

普段は、半ば眠ったような、静かな町です。
そう言う印象しか、ありませんでした。
この町の何処に、これだけ大規模な祭りをやる、エネルギーがあったのか・・・
外来者には、不思議です。
きっと、普段は慎ましやかに過ごし、年に一度の祭りの時だけ、
貯めておいたエネルギーを、一挙に燃え立たせる・・・
そんなことではないかと、想像しました。

秩父夜祭、規模といい、内容といい、聞きしに勝る、見事な祭りでした。
行ってみるものですね。
私は、夕刻前に、町を去りました。
うかうかしていると、帰れなくなってしまいそうだからです。



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ピーヒャラ どんどん

パトラッシュさん

笛、太鼓の音には、日本人の血を騒がせずにおかない、何かがあるようです。
秩父は東京から近いのに、今まで行ったことが、ありませんでした。もっと早くに行くべきでした。

2013/12/08 08:39:36

祭り

トパーズさん

どんな祭りでも、あの太鼓が聞えると血が騒ぎます。
特に大太鼓の腹にず〜んと響く音には、
いつも痺れます。
秩父夜祭ですか、さぞ盛り上がったことでしょう。
近場だったら是非行ってみたかったです。

2013/12/08 02:23:00

来年是非

パトラッシュさん

赤い悪魔さん、大丈夫ですよ。
車椅子で来ている人を、何人も見かけましたから。

私も話には聞いていましたが、あれほど勇壮な祭りだとは、思っていませんでした。
京都や高山など、遠くの曳山祭りを、つい高く買っておりましたが、秩父もまた、引けは取りません。

来年も、行くかもしれません。
妻にも見せねばなりませんから。

赤い悪魔さんも、万障繰り合わせて、是非、行って見て下さい。

2013/12/06 11:47:06

後の祭りに

赤い悪魔さん

秩父なら埼玉県内、そう遠くはないからいつでも行けると思っていました。
だから、行って見なかったのを、車椅子生活者になった今は
後悔しています。(さいたま市在住)

2013/12/06 11:04:54

のんびりがいい

パトラッシュさん

夜遅くなるのは、こたえますね。
スケジュールに追われる旅も、ごめんです。
喜美さん、一回行っただけで、いいですよ。

2013/12/04 20:24:20

観光

喜美さん

日帰り旅行でよくパンフレット見ましたけれど
其のころは遊びに忙しく
日が決まっているので行けませんで
やっと暇になりましたらこの年で
夕方出て夜中に帰るなんてごめんです
1回行きたかったですけれど
仕方ありません

2013/12/04 17:22:22

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