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パトラッシュが駆ける!
男の料理
2014年01月28日
テーマ:テーマ無し
「老いても、料理することの重要さ」という、短文を読んだ。
曽野綾子さんが、老人ホームに入所した、義理のお姉さんについて、書かれている。
入所するや否や、彼女の老化が、たちまち進んでしまった。
その原因に、料理を挙げている。
彼女はそれまで、自分でまめに、食事を作っていた。
「料理ほど、人間の全神経を使う(精神を鍛える)ものはない。
自分の好みのものを、食べたいと言う欲求。
材料を買いに行くことで世間に触れ、
物価を常に知っているという状態。
作ったら、人に食べてもらうという、与える姿勢。
それらは、どれも大したことではないのだが(中略)
大脳のすべてを、均等に動員して、果たしている作業のような気がしてならない」
たかが料理と、侮ってはいけない。
人間を人間たらしめる、実は、大した作業なのである。
特に女性は・・・と言っておこう。
私など、料理というものを一切やらずに、生きて来たから、
今さら止めるも、止めないもない。
そう言う点では、少し気楽だ。
但し、料理の代わりに、止めたら、老化の進みそうなものはある。
私の場合は、雑文書きだ。
だから、パソコンと広辞苑だけは、どんなことになっても、手離せない。
今やペンと紙ではなく、パソコンが私の「包丁」なのである。
* * *
私の血液型は、Bであって、これには凝り性が多いと言われている。
実際、これまでの人生では、様々なものに、手を出して来た。
囲碁、将棋、釣り、畑、株、ギャンブル・・・数えれば、きりがない。
料理だって、やればそこそこ、凝ったと思われる。
にも拘らず、手を出さなかったのは、一にかかって、妻のせいだ。
彼女が料理好きであったからだ。
そして、私に手を出されることを、嫌っていた。
拒んだと言っていい。
だから結婚以来「男子厨房に入らず」で、通してしまった。
私の周辺には、料理好きの男が、何人か居る。
「今日はハンバーグを作った。明日は鍋物にしようと思う」
皆さん、楽しそうだ。
私だって、もし本気で、料理をやったなら、そこそこのレベルまで、
達したのではないか。
その辺に、妙な自信がある。
しかし、プロにはなれまい。
私は、自分の性癖というものを、よく知っている。
いい加減なのである。
適当なところで、すぐに妥協してしまうのである。
* * *
「武士の献立」という映画を見たら、男が、それも武士が、
料理をやっている。
これに驚かされた。
料理は女のもの・・・という固定観念があった。
ましてや、身分というものが、厳しく分けられていた、時代である。
「包丁侍」だそうだ。
刀を以て、主君に仕えるべき侍としては、不本意な職務であろう。
実際に、余儀なくその勤めに、就かされた、若い主人公には、
やる気がなくて、ふて腐れている。
それを助けたのが、その娶ったばかりの妻。
彼女の味覚たるや、それは鋭いものがあり、一口含むや、
料理に用いられた素材を、たちまちに、言い当てたりする。
隠し味が、彼女の口にかかれば、隠しおおせなくなっている。
夫を助け、その腕と舌を磨かせ、遂には、加賀藩台所方の、
頭取にまで、出世させる。
まことに見上げた、内助の功と言うよりない。
これを見て、料理はつくづく、天分がものを言うと思った。
私に欠けているのは、これだ。
そもそも、舌がなってない。
美味への追及心もない。
何が何でも、食べたいという、意欲がない。
料理侍の家になんぞ、生まれなくてよかった。
* * *
懸念が一つある。
妻が先に死んだら、私は、どういうことになるだろう。
今は便利な時代だ。
三食とも、外食にする。
宅配の弁当を頼む。
デリカを活用する。
これらにより、食うには困らないはずだ。
それでもしかし、家庭料理のようなわけには、行くまい。
外食や弁当において、常に感じるのは、味が濃いことだ。
たまにはいいが、連日となると、鼻に付くだろう。
私はもう、妻の料理に、慣れ過ぎている。
願わくば、このまま、食の心配をしないで、人生を終わりたいものだ。
妻には、一日でもいい、私より長生きせよと命じている。
厳命している。
それが、私を厨房に入れなかった者の、責任の取り方ではないか。
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さあ・・・
風香さん、そうです。その通りです。
「住み分け」をやっているつもりです。
分業制の確立です。
しかし、この体制の問題点は、一人が欠けた時です。
その時の困難さは、想像に余りあるものがあります。
風香さんは、いいオットさんをお持ちで・・・
先に逝く?
おっとどっこい、そうは行きませんかも・・・
2014/01/28 15:13:17
因果な性分で
soyokazeさん、
私は若いころ、血液型による特性を信じませんでした。
ところがある時、ある社会において、B型が異常に多いことを知りました。
うーん・・・
自分の嗜好を振り返り、なるほどと、うなずきました。
「突っ走る」・・・まさに、その通りなのです。
夢中になるのです。
因果な性分だと思ったものです。
その社会とは、日本将棋連盟の棋士、つまり、プロの将棋指しの皆さんです。
2014/01/28 15:04:48
励ましかも
奥様の長寿を願って 調理に手を出さないのですね。
これが まぁーるく円満に、なのですからそれでOKかと。
我が家はオットさんが上手です。
嫌がらずに台所に立っているので 任せています。
昔とは真逆になりました。
私のほうが早く逝くと思うので それで良しです^^
世界の一流技能者の ほとんどは男性。
これも男女の特性の違いなのでしょうね。
2014/01/28 13:08:46
思った通り^^
私が思った通りのレスでした。
私が縁あって育てた姪もB型、血液型だけで人は語れませんが、彼女とよく似ていらっしゃいます。
やりたい事は兎に角突っ走って恐るべき成果をあげますが、気が乗らない事は見向きもせず、親代わりとしては家庭訪問の時など冷や汗かいたものでした。(笑)
でも本当に何とかなるものです。^^
2014/01/28 11:41:00
楽観派です
吾喰楽さんは、料理の達人、その域まで達すれば、
料理が面白くて、仕方ないでしょう。
その辺は、なんとなくわかります。
何でもそうですが、若い時から、やっておくに、
越したことはないですね。
七十の手習い・・・ではなく、手料理には、自信が持てません。
まあ、なんとかなるでしょう・・・
2014/01/28 11:09:25
悩まないことに・・・
soyokazeさん、経験談を、ありがとうございます。
旦那さん、素直で、進取の気風に富んだ方だったのですね。
私は、素直でなく、グータラな性格なものですから、料理もさることながら、家事一般について、
女房に頼りきっております。
先行きは不安ですが、なんとかなるでしょう・・・
2014/01/28 11:04:46
男子厨房に入る
>願わくば、このまま、食の心配をしないで、人生を終わりたいものだ。
私もそのように思っていましたが、世の中、上手く行かないものですね。
亡妻は、私が厨房に入るのを、嫌がりませんでした。
でも、仲良く作るのではなく、お互いの作り方がありました。
後片付けを引き受けることが、多かったです。
料理上手でしたが、焼きそばは、私の方が上手でしたよ。
新しい献立を開発するのも私です。
2014/01/28 10:31:37
やればできる
私はずっと専業主婦だったので夫は料理など全くした事がなかったのですが、退職を期に「私が先に死んだら、あなたは大好きな物が食べられなくなる、それでは可哀想!」
それと、これは私の下心で「ボケ防止に料理は最適」なのであの手この手で夫を台所に招き、じれったくても優しく手取り足取り教え、彼もまた素直な性格なのでノートにメモし、まだタイミングが問題の炒め物や揚げ物までは行かなかったが(だって死んじゃったから)焼き物や難しい煮物まで、私とそっくりな味付けで作れるようになりました。
私が出かけた時など「今日は男の料理、俺に任せろ!」と器の選択から食卓の並べ方までそっくり私と同じでした。
人生、先の事はわからないから、やってみて損はないと思いますよ。
2014/01/28 08:16:37