ウイールマン

天につづく道 

2016年06月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

標津町から国道244に入る。

今まで来た道とは違う、まるでどこか違う国のよううだ。

羅臼から標津町までは、海を見ながら走った。
よくある日本、北の海の道だった。

国道244にはいると、道はただまっすぐ。
大平原のなか、ただひたすらにまっすぐはしる。

この道は、走り出したばかりなのに、ずーっと走ってるように思わせる。

ときたま申し訳なさそうに、なだらかに曲がるが、その後はどこまでもつずくまっすぐの道。

いつか何か地の果てに吸い込まれていきそうな。

どこまで走っただろう。

“知床斜里、天につずく道”が、目の前に突然あらわれる。

真っすぐな道が、そのまま天にまでとどいてる。

天まで行けるのか。

壮大な大自然の中の “天につずく道”

このまままっすぐ、天まで行ってしまう。そんな事を思い浮かばせる道。

ただひたすら真っすぐ、“迷いもせず” どんどん天に上ってく。

そんな人生もいいものかもしれない。

いつも回りくねった道は、とても天にはとどかないかも。

人の生きざま

そんな事を思いながら、この道はあっという間に過ぎていった。

ふと振り返って見たら、“天につずく道”はただのまっすぐな道だった。


あっというまに過ぎた“天につずく道”のあと、はただの道。

ただの道をひたすら走ると、斜里の街が近ずきはじめた。そのとき急に風が出始める。

このころは冬の雪解けが終わったばかり。まだ草木も生え始めていない。

この辺は大地いっぱいのジャガイモ畑。
強風に土が舞い上がる。

あたり一面に、茶色の風が吹きまくり始めた。
ジャガイモ畑の中、ただひたすらに斜里の街を目指す。

そして斜里の街が見え始める。

何処にでもあるような日本の北田舎の風景。しかし北国の匂いはした。

知床半島の南の羅臼と、北の斜里はこなにも違うのだろうか。

何か華やかな表と、日陰でもの静かにじっと耐えてる裏のような。

またあの道を通って, 今夜も再び知床ウトロに向かう。

そして明日は、北の大地の中の“札幌”に。







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