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パトラッシュが駆ける！

見なけりゃよかった　

2016年08月19日 ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

ブラジルとの間に時差があって、これがぴったりと、
１２時間なのだそうだ。
分かりやすくていい。
そう言えば地球儀で見れば、彼の地は確かに、日本の真裏にある。
物事は、実によく出来ている。

この時差のおかげで、私は、楽をすることが出来た。
オリンピックの実況中継を、見ないで済んだ。
誰それが、金メダルを取ったということを、朝起きてから、知ることになる。
ハラハラドキドキを、免れることが出来た。
睡眠不足に陥らないで済んだ。

水泳、柔道、体操……メダル獲得の光景を、結果として眺めることが出来た。
これは気楽でいい。
負ける恐れがないのだから、心から楽しむことが出来る。
各局のテレビを渡り歩き、優勝のシーンばかり見ていた。

唯一の例外は、サッカーであった。
私の一番好きなスポーツであり、これだけは、
どんなことがあっても、見逃すことは出来ない。
早起きして見た。
しかし残念、結果は一勝一敗一分けであり、
決勝リーグへの進出を逃してしまった。

対ナイジェリア戦は、負けなくてもいい試合であった、
対コロンビア戦は、勝機があったのに、引き分けに終わってしまった。
痛恨のミスがあったからだ。
オウンゴール、つまり、自分のゴールにボールを蹴り込んでしまい、
みすみす相手に、一点を献上した。
あれさえなければ……
サッカーに「れば」「たら」は禁物と知りつつ、これほど悔しいことはない。

左サイドバックに入っていたのが、藤春選手。
彼は、オーバーエイジ枠により、招請された三人のうちの一人だ。
監督に、その俊足と巧技を買われていた。
若い選手をリードし、チーム力向上に資することを、期待されていた。
にも拘らず、ミスを犯してしまった。
何を血迷ったか、味方のゴールの方へ、ボールをトラップしてしまった。
悔やんでも、悔やみきれまい。

柔道では多くの選手が、メダルを獲得した。
その中で、一人だけ、メダルを逃した選手が居た。
女子７８キロ級の選手である。
彼女だけが、初戦敗退であった。
周囲は皆、メダルを胸に、笑っている。
逃したのが自分一人とあっては、立つ瀬もあるまい。
彼女の心中もまた、察するに余りある。

　＊　＊　＊

この選手なら、勝てるだろう。
安心して、見ていられるであろう。
と思われる選手が、何人か居た。
体操の内村、水泳の萩野と並び、レスリングの吉田沙保里選手も、その一人であった。
何しろ、霊長類最強の女子と言われている。

その初戦を、昨日の就寝前に見た。
手堅く勝利した。
圧倒的な力の差を、見せつけたわけではない。
しかし、緒戦だ。
むやみに力を使わず、ファイナルに向け、温存しておいた方が良い。
そう思って寝た。

今朝は、早起きして、その決勝戦を見た。
その果敢なタックルが、何時飛び出すか。
期待して見ていた。
しかし試合は、膠着したままだ。
私は彼女が、満を持しているのかと思った。
何時でも行ける。
必殺のタイミングを、測っているようにも見えた。

しかし、そうではなかった。
相手が巧みであり、用心深くもあり、踏み込めなかったのだ。
そうこうしている内に、首投げに行ったところを、外され、バックに回られ、
得点を許してしまった。
そのまま試合終了。
五輪四連覇の夢は、敢え無く潰えてしまった。

　＊　＊　＊

見なけりゃよかった。
私がつい、色気を出し、早起きしたのがいけなかった。
だから彼女が、負けたのではないか。
と、思えてならない。

前日に、レスリングの女子三人が、揃いも揃って、金メダルを取った。
これもいけない。
今日も行けると、つい、楽観してしまった。
好事魔多しとは、このことだ。
良いことが、そうそう続くわけは、ないのである。

期待が過ぎると、ろくなことがない。
期待はなるべく、しない方がいい。
その証拠に、私の視野の外にあった、バドミントンのタカマツペアが、優勝したではないか。

私は、今朝の早起きを、とても悔やんでいる。
もう、この轍は踏むまい。
今さら遅いが、オリンピック期間中は、もう早起きを致すまいと思っている。



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ヒマがないことも……

パトラッシュさん

澪つくしさん、
LIVE派ですか。
本当は、その方が良いのですがね……
私には、時間がないこともあります。
見始めると、もう止められなくなってしまい……
特に、ボールゲームや格闘技がそうです。
それで、後から見るようになりました。

2016/08/20 06:51:51

ハラハラ・ドキドキ･･･

澪つくしさん

パトさんは事後派なんですか〜？

私は気になる競技はLIVEで見る事にしています！

結果が分かっているのを見るなんて〜
いいとこ取りではね〜

息をを飲むような駆け引きに心を躍らせる･･･
そんなのが私は大好きなんです。

まぁ！人それぞれですが･･･

今朝は５時起きで吉田選手の健闘を観ました！
対戦者の気迫の方が、上回っていたんでしょうね！

立派でした!!
お疲れ様！

2016/08/19 22:43:39

立派です

パトラッシュさん

おかちゃん、
そうですね。
考えてみれば、銀もまた、立派な戦績です。
金が確実視されていたので、世間ではどうしても、失望感が生まれてしまいますけれど……

拍手を送ってあげたいと思います。

2016/08/19 19:52:01

吉田選手（女子レスリング）に思う

おかちゃんさん

パトラッシュさん、こんにちは。

最も金メダルに近い日本選手は女子レスリングの
吉田沙保里選手だとリオ五輪が始まる前から言わ
れていましたね。
無敵の吉田選手も決勝戦で敗れてしまいましたが
相手の選手の力が上だった、と言う事でしょう。

試合後のインタビューの中で「取返しのつかない
事をしてしまった」と彼女は言っていましたが全
然そんな事はありません。
銀メダルを獲ったのだから堂々と胸を張って帰っ
て来たらいいと思います。

2016/08/19 16:59:53

事後派

パトラッシュさん

沙希さん、
やはり事後ですか……
私は、老化現象かと思っていました。
つまり、堪え性がない。
日本選手の、負ける場面を見たくない。
それで、勝ったところだけ、選んで見る。ということに、なってしまったようです。
膨大なオリンピックの中継を、全部見ていたら、きりがない、ということもありますね。
吾ながら、勝手なものです。

サッカーだけは、特別です。
これは長年の付き合いで、外すわけには、行きませんので。

2016/08/19 16:42:49

私も事後録画観賞派

さん

師匠、こんにちは。

私も競技中は、ハラハラして心臓に悪いので、結果が出て、それがよかったら見ます。
特にフィギュアスケートなどがそうです。
ジャンプの時など、こちらの方が緊張して肩が凝りますから。
（今回のオリンピックにはありませんが）
体操などは、何度も素晴らしい演技を見ました。

サッカーではオウンゴールがあったのですか。
それは一番辛いですねぇ。
あの競技は、一瞬の攻防で結果が左右するから、先が見えません。
トラップの角度が悪かったのは、技術もあるでしょうが、運不運もあると思います。
受けたボールの回転やスピード、そこに詰めて来る相手選手の動きなど、色んな条件が重なった結果でしょう？
やっちまった選手の気持ちを考えると痛ましいですね。
個人競技でないから。

私は、結果はともあれ、選手に「お疲れさん」と言ってあげられる視聴者でいたいと思っています。
誰よりも喜んだり、自分を責めるのは選手自身ですから。

2016/08/19 13:37:13

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