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あれから40年 #8 (1976年)ライマット#2 

2017年01月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 実は1976年後半から私は画家として働いていた。ある会社のお
抱え画家である。どんな仕事なのか説明しよう。会社名は「ライマッ
ト」。安ホテル 、モーテル、オフイスなどの部屋壁を飾る絵を製作
する会社である。セールスマンがそれらのビジネスを回り注文を取る。
彼等は部厚いカタログ本を持ち歩いている。カタログには会社のデザ
イナーが描き上げたサンプル作品画像が満載されている。注文が来る
とライマットの雇われ画家が(私がその一人)そのデザインを元に何
十枚、時には何百枚にもなる同じ絵を描き上げる。大量生産による絵
画制作会社 である。給料は描き上げた枚数で支払われる。作品一枚で
貰える報酬は驚く程少ないので、1日何十枚何百枚の作品を仕上げな
ければ生活が出来ない。過酷な仕事なのだ。

 入社の後、二週間のトレーニングがある。使われる絵の具はアクリ
ル。早く描くのが仕事なので、そのためのテクニックや使う道具など
の事を教えられる。トレーニング期間が終わると仕事が貰える。私の
初仕事は小さな作品だった。野菊の花を散らしたようなつまらないデ
ザインだった。其の絵を300枚描くのである。一枚描くと75セン
トくらいだったと思う。しかも慣れていないので監督の罵声が飛ぶ。
そうこうするうち仕事に慣れて来る。枚数をこなすテクニックが身に
付く。如何に手を抜きそして仕上りを良く見せるか。(話は続く)

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