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パトラッシュが駆ける!
ずぶずぶ
2017年03月18日
テーマ:テーマ無し
「安易に形容詞を、使いなさんな」
ということを、先ず、お伝えしている。
「楽しい」「うれしい」「悲しい」などである。
「美しい」「醜い」「美味しい」「不味い」もだめ。
結論的に、自らの心情を説明してしまったら、文章はそれで終り。
余情も余韻も、生まれるわけがない。
だから、説明しなさんな。
描写で迫りなさい。
動作でもって、その心情を、読者に想像してもらいなさい。
ということを、私は、助言するようにしている。
「皆まで言うな」
これは、俳句の基本であると共に、散文にも通じることなのですよと。
偉そうに……
お前は、何様かと言われそうだ。
私は所詮、素人であり、他人様より少し多く、
雑文を書いているに過ぎない。
それでも、こんな私に、教えを求める方がいらっしゃる。
「上手な文章を書くには、どうしたら良いのでしょう」
「私には、上手な文など、書けません。
ただ、読みやすい文を書こうと、それだけを、心がけております」
「それです、それ。私は、そのコツを聞きたいのです」
恐れ多いことだ。
私には、荷が重い。
しかしながら、人様のお役に立つなら、これをお断りする理由はない。
私が学んだ修辞法を、お伝えしようとは思っている。
* * *
形容詞と同様な理由で、擬態語もだめ。
「さめざめと泣く」「ねちねちと絡む」「こんこんと眠る」「がつがつ食う」
全て、説明のし過ぎなのです。
泣く様子、執拗なさま、眠る姿……これらを具体的に、描写すべきなのです。
擬態語もまた、安易なのです。
安易な表現は、文そのものを、平板にするだけです。
言葉を使うに際し、自らを律する。
常套句を使わずに、自分なりの表現を心がける。
これだけで、文章は格段によくなるはずです。
ということを、申し上げている。
言うだけで、後は知らない。
責任は持たない。
それで上手く行かなかったら、それは、あなたが、
人選を間違えたことになる。
私如きに、尋ねたのが、そもそも間違いだったことになる。
* * *
こんな表現はおかしい。
的を外れている。
品位がない。
と多くの人が思いつつ、しかし、結果的に、効果を上げている例がある。
「保育園落ちた。日本死ね」
とは、乱暴極まりない。
しかし、これが、もっと穏やかな表現、
例えば「こんなことでは、この国の将来は危うい」だったら、
あれほど世間が騒いだであろうか。
いささかでも、政治を動かす力に、なったであろうか。
短く、直截に、思ったままを言った。
叫んだ。
だからこそ、多くの人の心を揺さぶったのではあるまいか。
訴求ということを考えた時に、修辞にとらわれ過ぎてはいけない。
整い過ぎて、力を失うということがある。
時に形容詞を使ってもいい。
擬態語も同じく。
物事を端的に表したい時「美しい」も「うれしい」も、
使って効果の上がることがある。
実は「美しい」「うれしい」でなければ、
成り立たないことさえある。
私は、矛盾したことを言っている。
原則は原則、しかし例外もある。
ということを、言いたいだけなのだが。
* * *
「ズブズブ」という言葉がある。
本来は、水や泥に、物が沈んで行くさまを表す、擬態語であった。
その音を表すこともある。
また、何かを突き刺す、擬音語として、用いられることもある。
ところが近年、ニュアンスの違う言葉として、使われるようになった。
「癒着」「不適切な関係」「抜き差しならない関係」など、
ダーティな意味で、使われることが、多くなった。
言葉は、時代と共に変遷する、一つの例であろう。
「ズブズブじゃないか……」
最近のニュースを見ながら、私は、こんなことを呟いている。
擬態語は使わない、言葉については、最保守であれと、
常に言い聞かせている、この私がである。
他に適当な言葉が見つからない。
いや、ないことはないのである。
「職業倫理に悖る関係」
「本来、関係を持ってはいけない、人や団体の間に、
金銭その他の思惑のからんだ、関係」
とでも言えば言える。
しかし、長ったらしくていけない。
言っている間に、日が暮れてしまいそうだ。
私はただでさえ、気が短いのである。
「このズブズブの連中め」
叫びは、短いほどいい。
テレビに向かい、毒づいている。
私には節操がない。
人には厳しいことを言い、自分では、禁を破っている。
しかし、私にだって言い分はある。
ひどい事件だ。
関わった人々の、誰も彼もが潔くない。
それでやむなく使っている。
「ズブズブ」とは、決して、美しい言葉ではない。
私が、これを用いるのは、
これが最初で、最後であってほしいと願っている。
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技術そして根性
Reiさん、
貴女の文章に、大きな瑕疵はありません。
(小さいのは、たまにあるけれど)(笑)
形容詞の撲滅に、目の色を変えてもいけません。
ただ、安易に使うな。
ということです。
あれだけの細かいキルトを完成させられる貴女です。あの根性を投入すれば、文は、もっともっとよくなりますよ。
2017/03/19 08:55:35
念願
彩々さん、
政治がらみは、まったくもって、常人のよく理解しうるところではないです。
実にもう、醜い。そして汚い。(形容詞連発)(笑)
私は、ネタにしたくないのですが、つい、言わずに居られなくなります。
理解し難いもの、おっしゃる通り、他にもいろいろありますね。
熱意がないと、読み下せないです。
約款、取説、聖書その他、
書きようによっては、もっと読みやすくすることが、出来るはずなのですがね。
私が代わりに、書いてやろうか……と思わされることも、しばしばあります。(やらないけれど)
彩々さんの心を、すとんと落とせるような、そんな文を書きたいと思っております。
2017/03/19 08:48:27
え〜ん(>_<)
おはようございます。
師匠のブログを読んで、自分のブログを見たら、まさに形容詞だらけでした(>_<)
ちょっと書き直しましたが・・・。
思えば、わかってもらおうと、文章で説明ばかりしているのですね。
これから気をつけます(^^;)
2017/03/19 08:38:26
こっちもあっちも
今の日本、政治がらみは理解しかねる
ことが多すぎます。
真実は一つでしょうが、それを
告げようとする者、それを覆い隠そうと
する者は同じ意味を含みながら、違った
言葉にしていくのでしょう。
そのために、真実が伝わりにくかったリ
するものだと思います。
法律がそうであったり、保険などの約款、
機械の取り扱い説明書も、言葉の使い方が
違うだけで、混乱させるだけのものだったり
しますね。
私にとっては「聖書」もそうだったり
します。
だから、今でも追い求めているのは、
思うのですが(!?)
言葉の使い方は難しい。
それを文章にするには、もっと難しい。
今は、素直な気持ちで書かれた文章に
出逢った時だけ、ストンと心に落ちて
くれます。
*ちょっと、今日は理屈ぽかった
ですね(笑)スミマセン。
2017/03/18 16:55:52
美意識というものが違うのです
澪つくしさん、
きれいな言葉ではありません。
しかし、若い世代は、さながら、擦り切れたジーパンを、ナウいと思うように、汚い言葉を、わざと使いたがるのです。
惑わされる必要はありません。
若者に迎合し、すり寄るなんてことは、やめましょう。ネ
2017/03/18 13:46:18
自由で……
喜美さん、
ブログへのコメントなんて、文ではありません。
文字を介しているものの、会話です。
会話は、自由でよろしいのです。
喜美さん流で、よろしいと思います。
2017/03/18 13:41:30
時流と言うものが、いかに間違いだらけか……
シシーマニアさん、
時流に乗る必要なんぞ、まったくないどころか、
むしろ乗らないことを、誇りに思うべきです。
「ずぶずぶ」なんて言葉も、知る必要はありません。
既存の言葉で、表現出来ないことなんて、ありませんから。
2017/03/18 13:38:18
裏の関係!
「ずぶずぶ・・・」って言葉!
表立って使ったことはないですが、
昔から知ってはいました。
いまTVのニュースで騒がれてる国有地の事など、
昔から政財界の癒着事件などなど・・・
普段の私達一般市民には縁遠い話ですが・・・
決してお上品な言葉ではありませんよネ!
2017/03/18 11:45:01
ズブズブ
余り聞かない言葉です
昔から国語 歴史は全く駄目でしたから 文章も書き方何かわからない
パトさんが文学者も忘れて 御婆さんが若いお爺さんにブログの返事書いた位の感じでした 少し考えなければ いや もう考えられない読む人が笑えばそれも楽しいと思う年齢です
2017/03/18 10:43:23
私も
自分のブログを一応読んでみました、既に遅しですが。
因みに、「ずぶずぶ」という形容詞を、初めて知りました。
時流に乗っていない自分の毎日に、いかにも隠遁生活らしい風情を感じて、ちょっと味わい深いものがあります。
2017/03/18 10:16:59
美味しい
おはようございます。
>「楽しい」「うれしい」「悲しい」などである。
>「美しい」「醜い」「美味しい」「不味い」もだめ。
慌てて、昨日の弊ブログを読み返しました。
幸い、使っていません。
私の場合は、「美味しい」が、危ないです。
要は、極力、地の文では使わず、使うのなら、会話に含めるのが良いのでしょうね。
2017/03/18 09:18:08