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ポメママの預かり日記
[転載]殺処分反対 どうぶつ基金から緊急!署名のお願い
2017年10月02日
テーマ:テーマ無し
世界遺産を口実とする猫の安易な殺処分に反対!
殺処分反対 どうぶつ基金から緊急!署名のお願い
署名はこちらから→ 賛 同 拡散お願いします
奄美大島と沖縄で国が、猫の殺処分を急ごうとしています。
ユネスコの理念(多様性の尊重、非排他性)に反した非科学的、非人道的な根拠に乏しい大量殺処分であり、世界遺産登録の努力を逆に台無しにしかねないため、反対します。
以下、その理由を3つ挙げます。
1. 猫の殺処分で希少種は守れない
奄美大島とその周辺の島は、世界自然遺産の候補地です。
アマミノクロウサギやヤンバルクイナといった希少種が生息しているためです。
環境省は、人間に捨てられた猫が希少種を捕食する。世界遺産になれない。
との理由で、猫の殺処分計画作成に入りました。
猫がアマミノクロウサギを捕食する光景などを公表し、「このままでは猫のせいで希少種が絶滅してしまう」と殺処分を正当化しようとしています。
しかし、
●環境省の調査によると、2016年に断定できたアマミノクロウサギの死因は100%交通事故でした。
同省が発表した2000年〜2013年の死因調査を見ても、クロウサギの死因のうち、犬や猫に捕食されたと断定された割合は数%に過ぎません。
【関連報道から】
●世界自然遺産登録に向けたIUCN(国際自然保護連合)の調査を来月に控え、国の特別天然記念物アマミノクロウサギが、交通事故に遭い死亡するロードキル(輪禍被害)の発生件数が、すでに昨年一年間の件数と同数になったことが判明した。
同センターの木元侑菜自然保護官補佐は「これまでクロウサギの生息が少ない場所や、確認されていなかった場所の道路上にもクロウサギが出現している。集落周辺の道路に出現するケースも確認されている」。(奄美新聞2017.9.22)
2. すぐ近くの徳之島で猫を殺さずアマミノクロウサギを増やした「成功例」がある
奄美大島に近い徳之島では、公益財団法人どうぶつ基金と地元3町が、猫の繁殖防止策として、殺さずに不妊手術して元の場所に戻す、TNRという取り組みを約1年にわたり実施。全島に住む猫の70%が不妊手術済みの「さくらねこ」となった一方、アマミノクロウサギの生息数は増加し、生息域は東京ドーム210個分も広がりました。
(※その後2016年度末までに、95%以上の猫が不妊手術済になりました。
徳之島ごとさくらねこTNR最新報告 参照)
●事業開始時に推定された徳之島に生息する猫の数 3000頭強
不妊手術を行った猫の数
徳之島ごとさくらねこTNR 2,136頭 (2014.11-2016.1)
地方創生加速化交付金 941頭 (2016.4-2017.3)
環境省 108頭 (2016.3まで クロウサギ生息域の猫)
合計 3,185頭
※徳之島では3町の2017年度予算でTNRが継続されている。
猫によるアマミノクロウサギの捕食被害が2016年にゼロになり、クロウサギの生息域が大幅に拡大したことは、とても大きな成果と言えます。
今回の成功の最大の要因は不妊手術のスピードです。
どうぶつ基金、地元行政、環境省の3者で、2年程度の間に推定生息数のほとんどを、一気に不妊手術した効果は絶大でした。
なお、TNRの効果に関しては、以下のような論文も書かれています。
適切なTNRは野良猫・ノネコを減らす。
私たちはこの徳之島モデルを、奄美大島でも適用できると確信しています。
徳之島・天城町の大久幸助町長コメント
アマミノクロウサギを猫が食する問題があり、どうしようか、という時に、どうぶつ基金がご協力いただけるとお伺いし、昨年からお世話になっているわけですが、大変効果が出てまいりました。
徳之島ではこのようなことが進められているのに、奄美大島ではなんとかならないかと先日の新聞にも書かれていたようです。
今までに、1,976頭の手術が終わり、あと、残っている猫をすべて終えると、世界自然遺産も大きな課題の山を、越えるのではないかなと思っております。
(2015年11月9日 天城町役場にて)
【関連報道の一部】
●徳之島のアマミノクロウサギ守れ 猫3千匹全て不妊去勢へ 鹿児島
鹿児島県・徳之島に生息する国の特別天然記念物アマミノクロウサギを野良猫から守るため、島内の猫3千匹全てを不妊去勢するプロジェクトが進む。
元伊仙町環境課職員の美延治郷さん(60)は「何千匹も殺処分すれば、世界遺産の価値もなくなる」と述べた(産経ニュース 2016.4.15)。
【奄美大島周辺の生態系について】
猫は奄美や徳之島、沖縄県に9世紀ごろ上陸したと考えられています。
マングースは1979年に数十匹が奄美に持ち込まれ、瞬く間に数万匹に増えた新米外来種ですから、生態系に異変を与えたと想像できますが、猫は違います。
アマミノクロウサギが絶滅の危機に瀕している原因は、土地、道路開発や交通事故、あるいは学者がきちんと検証せずに、奄美大島のハブ対策として放ったマングースによる人災であって、猫が原因ではないと考えるのが妥当です。
イエネコの起源は地中海の東に浮かぶキプロス島です。
約1万年前に島を出て、何代にもわたる旅の終着点が沖縄や奄美、徳之島だったのでしょう。
そこで1000年も人と共に生き、すっかり生態系の中に組み込まれた彼らを突然殺せとは、あまりに非科学的で非人道的です。
3. 安易な殺処分はユネスコの理念と逆行
世界自然遺産の登録を行うユネスコは「多様性の尊重」「非排他性」「人の心の中に平和のとりでを築く」を理念としています。
しかし、「世界遺産登録のために猫を大量に殺処分する」ことは、無意味なだけでなく、ユネスコの理念とも完全に逆行します。
猫とアマミノクロウサギとの共生を図るため、徳之島で行われてきたTNR活動は、ユネスコの理念に沿ったもので、世界遺産登録を後押ししたと確信しています。
しかし沖縄や奄美大島で、猫の拙速な大量殺処分が行われれば国際社会の反発を招き、登録申請が却下されかねません。
そうすれば、地元自治体やどうぶつ基金などが進めてきた過去の努力が、完全に台無しになります。
以上の理由から私たちは
奄美大島、沖縄県で徳之島モデル(島ごとさくらねこTNRと希少種生息域での猫の保護)を行って、猫を殺さずに希少種を守り、世界自然遺産登録を成功させるよう求めます。
署名はこちらから→ 賛 同 拡散お願いします
呼びかけ人
NPO法人ゴールゼロ、Hope to LifeチームZERO、琉球わんにゃんゆいまーる([構成団体]おきなわワンニャンの会ミュウ/わんにゃんサポート沖縄/SmilePaws/TSUNAGUOKINAWA)、山口獣医科病院、泉悦子(映画監督:みんな生きている) NPO法人動物たちを守る会ケルビム、NPO法人ワン′sパートナーの会
署名提出先
環境大臣、ユネスコ(公益社団法人日本ユネスコ協会連盟)、IUCN(ユネスコの諮問機関)、沖縄県知事、鹿児島県知事、奄美市(奄美大島5市町の代表として)、大島郡龍郷町、徳之島三町ネコ対策協議会、外来ネコ問題研究会(猫の殺処分を要望しているグループ)
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追記: 歴史的事実と科学的考察に基づいた、下記の記事が掲載されました。
[シマッチュと猫の関係史]奄美大島において猫は希少動物を絶滅させない。
転載元: ゆるベジタリアンひまわりの旬菜健康管理・動物愛護
>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)
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