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映画が一番!

羅生門 デジタル完全版 

2018年05月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

エンジェルスの大谷投手、7回目の先発。
今、試合が終わり110球の力投で4勝目。
ダルビッシュ有投手も初勝利。\(^o^)/

今日の映画紹介は「羅生門 デジタル完全版」。
BSプレミアムで2018年5月21日(月)13:00〜放送。

ご存知、芥川龍之介の短編小説 『藪の中』と
『羅生門』を原作に、橋本忍と黒澤が脚色し、
黒澤が監督した映画。

今一度、モノクロ映像の美しさと、
サスペンスタッチのストーリーに、人間のエゴイズムで
味付けをした展開をお楽しみ下さい。

キャッチコピーは
”ムンムン草きれの藪の中、ギラギラ光る獣慾の眼!
羅生門に雨宿りした杣売りは世にも恐ろしい地獄を見た!”

平安時代、打ち続く戦乱と疫病の流行、
天災で人心も乱れて荒れ果てた京の都。

かつては美しい京都の羅生門も荒れ果て崩壊寸前。
そこで、雨宿りする杣売り(志村喬)
と旅法師(千秋実)のところへ、
下人(上田吉二郎)もやってきます。

時間つぶしに下人は、杣売り(たきぎ売り)と旅法師が
関わった事件を聞き出す。

その事件とは、
侍夫婦の金沢武弘(森雅之)と真砂(京マチ子)が
通りかかったのに目をつけた盗賊の多襄丸(三船敏郎)は、
真砂に目を付け、武弘をだまして縛り、妻・真砂を
目の前で強姦する。

杣売りは、山の中で武弘の死体を発見。
杣売りは検非違使に届け出て、
遺体のそばに市女笠、踏みにじられた侍烏帽子、
切られた縄、そして赤地織の守袋が落ちており、
そこにあるはずの金沢の太刀、
女性用の短刀は見当たらなかったと証言する。

さて、真相は藪の中。
誰が犯人で、誰が嘘をついているのか?

日本映画として初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞と
アカデミー賞名誉賞を受賞し、
黒澤明や日本映画が世界で認知・評価される。

ところは試写会で、永田社長は
”こんな映画、訳分からん”と
途中で席を立ってしまったとか、外国で評価されて
本作の知名度が上がったと言うのでは、日本人は…。

製作年、公開 は1950年(昭和25年)。
音楽(早坂文雄)がボレロ調?の音楽で
映像とマッチしているのは不思議です。

P.S
本作を観ると、皆さん、思われるでしょう。
「人間は嘘をつくと」。

国会での政治家、官僚の質疑応答を見ていると、
「嘘」と判っていても「嘘」をつく、
それが「嘘」と判っていて、見ている国民。

芥川龍之介が言うように、”真相は藪の中”。
人間の本性は永遠に変わらないのでしょうね。



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映画はいいですね。

yinanさん

月あかりさん、今晩は〜!

私もたくさん録画してレコーダーが満タンになり、
ブルーレイディスクにダビングしての繰り返しで
結局、観ないで並べている状態です。

そうですね、古い映画も観る度に、
新しい発見があり、ストーリーは判っていても
ついつい観てしまいます。

お褒めの言葉に、面映ゆいです。
観た映画の感想文を書いているのは、
観てそれだけだったら、すぐ忘れてしまいますが、
書くことによって、又、内容を思い出し楽しめます。
”一度で二度美味しい”と楽しんでいます。

書くことでボケ防止になりますし。

2018/05/21 20:55:25

黒澤監督と三船敏郎

月あかりさん

この映画は、昔見た事がありましたが忘れました。

昨夜番組紹介で、今日「羅生門」、明日は…と、

今週は土曜日まで、古い名作をアップするので
全部、録画予約しました。

若い時の、あ〜面白かった!だけではなく、
この歳ならではの、また違った視点から
見れるので楽しみです。

いつも分かりやすく、かみ砕いた見事な解説での
ご紹介、感心して読ませていただいています。

2018/05/21 09:15:58

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