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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

修理、困ったものだ 

2011年07月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 先週、冷蔵庫が働かなくなって冷凍のものは融けるし、大切なビールも
冷えないので難渋していました。
修理を依頼し、氷を買ってきてエスキー(クーラー・ボックス)で
冷やさなくてはならないものを保存していましたが、見かねた友人が使っていない
小さな冷蔵庫をわざわざ持って来て、貸してくれたので大助かりしています。

 冷蔵庫専門に個人でやっている人に修理を頼むと、
彼はすぐにやって来て、30分ほどで部品を一つ取り換えて動くようにしてくれました。
費用は出張費や部品代、工賃合わせて140ドル(1万2000円ほど)。
すぐに来てくれて、修理は1年間の保証付きだといいますから良心的です。

 動き出した冷蔵庫に食品を戻して、借りた冷蔵庫をお返ししなくてはと
思ったのですが、しばらく様子を見ることにしました。
というのは、故障前にあった「ブーン」という音がまだ時々あるのと
取り換えた部品以前の段階で不具合があるはずだと思ったからです。
また、この国の修理のやり方は対処療法的で信用できないことが多いこともあります。

 案の定、一週間してまた冷えなくなってしまいました。
修理屋の彼に連絡すると、またすぐに来てくれましたが、
「コンプレッサーが壊れているので、新しい冷蔵庫を買った方がいいよ」と言って
前回の支払いから工賃と部品代74ドルを返金してくれました。
良心的で人は良いのですがねぇ……。

 日本では車でも電化製品でも耐用年数が過ぎても故障などしないものですが、
こちらではオーストラリア製品は少ないのですが、すぐに具合が悪くなります。
それに、輸入品が多いためメーカーのアフター‐セール・サービスの体制が
整っていないので修理は、「修理屋」さんが担っていて、
純正部品での信頼できる修理は期待できません。

 これまでも、炊飯器が2台、オーブン、食器洗い機などがこわれ、食器洗い機などは
新しいものに替えたのですが、今また調子がおかしくなっています。


 電気製品ばかりでなく、現在住んでいるアパートでも欠陥個所が続出しています。
私たちのアパートはほぼ新築ですが、雨が続くと部屋の隅に水がしみ込んできて
絨毯が変色しています。湿気で部屋のカビもひどいものです。
また、我が家のベランダは下のアパートの屋根になっていて、雨漏りが数か所
あるようです。
いずれも4年ほど前から入れ替わり立ち替わり業者が入って対策を施していますが
一向にラチが明きません。

 建築技術がお粗末なうえ、修理業者も素人の域を出ていませんから
オーストラリアでは時間と費用がかかり、美観を失うことと不便に耐えなければなりません。
こうして、私たちを含めオーストラリアの人たちは忍耐強くモノを修理していますが、
競争と向上心とサービス精神の低さという根本を「修理」しなくては
快適で気持ちの良い生活の実現は不可能でしょう。



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