メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

騒音、困ったものだ 

2011年07月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 私は「下手の横笛」で、柄にもなくフルートを吹くのが趣味です。
もう30年以上吹いていますが、先生について習ったことがなく、まったくの
自己流です。

 本当はワイフがピアノ伴奏をしてくれるハズだったのですが、約束を破られて
仕方なくCDのマイナス・ワン(カラオケ)を流して一人で楽しんでいます。
その伴奏用のCDは最初、自分でシンセサイザーや音楽ソフトを使って作っていましたが
最近では、市販のものが出回わるようになって、購入するようになりました。
こうして作り、集めたCDは今では180枚ほどにも増え、
コンピューターでデータベースを管理しなければならないほどになっています。

 問題は、どのようにして近所の住人に騒音の迷惑をかけないようにして吹くかです。
フルートの音は遮蔽物があっても漏れ出し、意外に遠くまで響いて行きます。
もちろん私がフルートを吹く時は夏でも家中の窓をきっちり閉めて、できるだけ短時間に
しかも、夕方の退屈な時間を選んでいます。

 そして、同じアパートの人たちには「うるさくてごめんなさい」と謝っていますが、
誰もが「いつも楽しんでいるよ。窓を開けてくれた方が良く聞こえていいよ」と
言ってくれるのです。お世辞かもしれませんが。
しかし、最近事情が変わって、フルートが吹きづらくなってしまいました。

 というのは、私たちの上の階に入居してきた若い男性がとてつもなく大きなボリュームで
ロックだかソウルだかをステレオで流します。
ドアやコンクリートの壁が振動するほどの大音量です。
我慢できなくなって、私は彼の部屋へ行き「うるさすぎるからボリュームを下げてくれ」と
強硬に申し入れたのです。

 それ以来、彼がステレオを大音量では使わなくなったのは嬉しいのですが、
「うるさい」と注文を付けた手前、
私がおいそれとフルートを吹く訳には行かなくなってしまったのです。
私が彼の大音量のノイズを不快と感ずるのと同じように、
彼は私のフルートが嫌いと言えるからです。

 彼はステレオの音だけでなく、友だちを呼んではベランダで大声で夜遅くまで騒いだり、
部屋を歩く時はドンドンと足音を立てるので、その音が階下の私たちの部屋にまで
響いて来たりします。彼にはそうしたマナーに欠陥があるのです。
彼以前の住人の時には決してなかったことです。

 私たちの住むバデリムは本当に静かで美しいところで、同じアパートの住人も
同じ年代の人が多く、平穏な生活を楽しんでいました。
ところが降ってわいたこの事態に、管理人がわざわざアパート入居の約款、約束事の
コピーを配布して、騒音を出さないように彼にヤンワリ圧力をかけたのですが、
その程度で効き目があるほどの常識を持ち合わせていなかったようです。

 バデリムは若い人にも人気が出てきて人口が増え、私たちのアパートの横と前で
新しいアパートの建築が進んでいますから、さらに非常識な若者がやって来て
問題を起こすのではないかと心配しているのです。


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ(文字をクリック)

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ