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太陽がいっぱい 

2023年11月30日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「BSプレミアム」は今日までで、「BS1+BSプレミアム」が、
統合されて、明日から「NHK BS」となります。
映画放送が減るのは残念ですが、これも時代の流れでしょうね。

今日の映画紹介は『太陽がいっぱい/PLEIN SOLEIL』。
BSプレミアムで2023年11月30日(木)13:00〜放送。

★フランス映画を代表するスーパースター、
 アラン・ドロンの世界的人気を決定づけたサスペンス映画。
★端正で美しい顔立ち、憂いを帯び、どこか寂し気でクール。
 そして時折見せる笑顔と、男だったら誰でも憧れるスター。

本作はアラン・ドロンの出世作で、
脚本・演出を手がけるルネ・クレマン監督のサスペンス映画。

加えて、ニーノ・ロータの哀愁を漂わせた
美しいメロディーのテーマ曲は忘れられないですね。
https://youtu.be/XSkmWvkAiSg

原作はアメリカの女性作家、パトリシア・ハイスミスの小説 。
「The Talented Mr. Ripley (才人トム・リプリー)」。

ドキュメンタリータッチで完全犯罪の過程をリアルに映像化。

キャッチフレーズは、
”ぎらぎらするイタリーの港町にたくましい青年の
 野望がいっぱいに躍動する”。

貧乏な若者・トム(アラン・ドロン)は悪友の、
フィリップ(モーリス・ロネ)がイタリアで遊び暮らしているので、
アメリカへ連れ戻すようにと、父親から多額の報酬で頼まれる。

金欲しさでイタリアに来ているのを知っている
フィリップは、トムを奴隷のように扱い、馬鹿にして 、
恋人のマルジュ(マリー・ラフォレ)を見せつける。

”僕を殺したいと思わなかったか”
”今度じゃないけど前に二度ほど”
”面白い”と、
挑発するフィリップに次第に羨望や反感が募り殺意を抱くトム。

24歳のアラン・ドロンの美貌が生きていますね。
彼のホモセクシャルの雰囲気にそれに魅かれるフイリップとの
微妙な関係に嫉妬するマルジュ。

三人三様の複雑で危うい関係が地中海に照り付ける、
強烈な太陽の下、独特のムードを醸し出しています。

極め付けの場面は、砂浜に並ぶパラソルと青い海をバックに
チェアに横になるトムにウェイトレスが近づき、
従業員…「気分でも?」
トム…「何?」
従業員…「気分でも?」
トム…「いや 太陽がいっぱいで最高の気分さ 酒だ」
従業員…「どれに?」
トム…「極上のを」

トム…「最高だ… 、最高だ…」
と、至福に身を委ねるトム。

そこに、召使いから声がかかる。”リプレーさん、電話ですよ!”
その電話の内容は…。

1960年(昭和35年)制作。
P.S
マット・デイモンのリメイク版の
「リプリー」(1999年制作)も良かったですね。



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