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お早よう 

2023年12月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆様、おはようございます!

今日の映画紹介は『お早よう/デジタル修復版』。
BSで2023年12月19日(火)13:00〜放送。

★今年生誕120年、没後60年となる、
巨匠・小津安二郎監督の傑作コメディー。

★東京郊外の新興住宅地を舞台に戦後の
庶民生活を描いた、小津安二郎監督による
1959年(昭和34年)製作の第50作目の映画で
小津作品としては二本目のカラー作品。

舞台は東京の郊外にある小住宅で暮らす人々。

登場人物を紹介すると、原田家は、
辰造( 田中春男)、きく江(杉村春子 )の夫婦に
中学一年になる幸造(白田肇)と、
それにお婆ちゃんのみつ江(三好栄子) の四人暮し。

原田家の左隣がガス会社に勤務する、
大久保善之助 ( 竹田法一)の家は、
妻のしげ (高橋とよ)と、
中学一年生の善一(藤木満寿夫)の三人家族。

大久保家の向い林啓太郎(笠智衆)の家は
妻の民子(三宅邦子)と、
これも中学一年の実 (設楽幸嗣)に、次男の勇( 島津雅彦) 、
それに民子の妹の有田節子(久我美子)の五人暮し。

林家の左隣・老サラリーマンの富沢汎(東野英治郎) は
妻とよ子(長岡輝子)と二人暮し。

右隣は界隈で唯一軒テレビをもっている丸山家は、
明(大泉滉)とみどり(泉京子)の若夫婦。
この夫婦は万事派手好みで近所のヒンシュクを買っている。

そして、この住宅地から少し離れた所に、
子供たちに英語を教えている福井平一郎(佐田啓二)が、
その姉で、自動車のセールスをしている
加代子( 沢村貞子)と住んでいる。

さて、この小さな世界で紡ぎ出される人間模様を、
小津監督は元気な子供たちにふりまわされる大人たちを
コメディタッチで描いています。

子供の目線で見た、大人の世界は自分の子供時代を
振替っても、そうだったと今、思えば納得?

特に中一の実は、反抗期か、テレビを買ってくれと、
啓太郎(笠智衆)に子供の理論で、たてつくシーンは、
”そう、来るか”と納得?

「お早う」
「今日は」
「今晩は」
「いい天気ですね」
「明日は晴れますかね〜」
「どちらへ?」
「ええ、ちょっと」
「どう思います〜?」
「本当にね〜」

大人は無駄な事に時間をつぶしている、
大人の挨拶は、子供にとっては無駄な事らしい。

子供にはそんな無駄な挨拶の一言から、
社会が成り立っているとは判っていないから、
このギャップが笑えますね。

特に笑えるのはオデコを指で押すとオナラをするという
妙な遊びで幸造がお漏らしするシーン。

1959年(昭和34年)の日本。
当時の暮らしぶりや、服装や建物を見るだけでも、
懐かしい、自分の子供時代に帰れるのもいいですね。

皆さん、自分の子供時代はどうでしたか?



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