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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

転がれカボチャ (2) 

2010年06月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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 前回からの続きでオーストラリア・クィーンズランド州のグーメリ(Goomeri)で一昨日、5月30日に開かれたパンプキン・フェスティバルの話題です。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32162226_0?1275697174" alt="イメージ 1" class="popup_img_560_287"></div><br />
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32162226_1?1275697174" alt="イメージ 2" class="popup_img_350_262 clearFix alignRight"> 祭りのメイン・イベントが始まる前にこのグーメリの街を少しだけご紹介しておかなくてはなりません。<br />
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 グーメリは「1911年の街」とも呼ばれています。それはこの街が自然発生的に生まれたのではなく1911年に土地の分譲で入植した人たちによって築かれたという特異な生い立ちがあるのです。<br />
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 隣のキルキーバンは1852年の金鉱の発見によって生まれた街ですが、グーメリは最初に移り住んだ人たちが起こした林業を大きな産業としてスタートしたのです。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32162226_2?1275697174" alt="イメージ 3" class="popup_img_400_300 clearFix alignLeft"> こうした生い立ちで僅かの人口のグーメリですから人々が互いに助け合うことも必要であったでしょうし、コミュニティーの結束も強かったに違いありません。そして、干ばつの被害が大きく農家が疲弊し他の産業にも影響していた頃、何か活気を取り戻そうと秋の収穫を終えたカボチャを題材にしたお祭りを仕立て上げたのでした。1997年に始まったこのパンプキン・フェスティバルは今年で14回目。毎年5月最後の日曜日に行われます。<br />
 来年は街の誕生100周年。どのようなお祭りになるのか楽しみです。<br />
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 さて午後2時。このパンプキン・フェスティバル最大の呼び物「オーストラリア・カボチャ大転がし大会(The Great Australian Pumpkin Roll)」の始まりです。会場は街のかなり急な坂道。頂上から100メートル程下のゴール目がけてカボチャを転がし、その距離と決められた円内に入れるという競技です。投げるカボチャは祭りのあちこちで3ドル前後で売っているものを参加者が見つくろって用意します。もちろん他から調達してもかまいません。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32162226_3?1275697174" alt="イメージ 4" class="popup_img_560_307"></div><br />
 幼児から大人まで7人ずつが一斉にカボチャを転がしますが側溝で止まったり(ガターですね)、勢い余って割れてしまったり、見物席に飛び込みそうになったりして一番下まで転がるのはわずかです。でも、皆が出場者や転がるカボチャにまで声援や拍手を送り、十分に楽しんでいます。言ってみれば技や力より運のお遊びですが、参加者も見物人も大真面目。お祭りの良いところですね。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_32162226_4?1275697174" alt="イメージ 5" class="popup_img_350_262 clearFix alignRight"> こうしてゲームに使われたカボチャは何と430数個。日本人の私など「こんなに食べ物を粗末にして!」と思い、終わった後このカボチャはどうなるのか気がかりでした。でも、心配無用。使われて道路に散らばったカボチャは見物人が持ち帰っても良いのです。道路を転がり落ちたカボチャですから多少キズが付いているものが多いのですが構いません。中には買い物のカートにいくつももらっているちゃっかりした人もいます。<br />
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 そういう私たちも手頃なのを一つ頂いて、私のバックパックに入れて持ち帰りました。帰宅したのが夕刻だったので「これ幸い」とそのカボチャをオーブンで焼いて夕食の一品にしました。しかし残念ながら、スジが多く甘味もなく、その上ベチャでがっかりでした。家畜の餌用かゲームに使った品質の良くないカボチャだったのかも知れません。この国でホクホクのカボチャを食べたことがないので、それはあきらめないといけないのでしょう。でも、一日楽しませてくれたカボチャに感謝です。<br />
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