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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

日本への旅行 

2010年05月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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 こちらオーストラリアでとても親しくしている夫婦がこの春日本へのツアーに参加して帰って来たので、アフタヌーン・ティーをいただきに押しかけ、土産話を聞いてきました。ご主人のギャリーは前の合唱団の仲間で奥さんのロイスとともに私たち夫婦にとって気の置けない愉快な友だちなのです。<br />
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 二人の日本への旅行はずっと前から計画していたのですが、為替の円高が続いてその機会を逃していました。そして、出来ることなら私たちが日本に一時帰国している時を選んで、日本で会うことも考えていましたが、なかなか時期を合わせることが難しく、それは実現しませんでした。<br />
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 時期は春。3月の末から4月の中旬まで約20日間、10人参加のグループ・ツアーです。出発前に二人からそのツアーの概要を聞いたのですが、オーストラリア在住の日本人が企画していて、ツアーにガイドとして同行するというので私たちも安心しました。日本の事情をあまり知らない旅行会社の企画で、オーストラリア人が初めて日本を旅するのは少し心配だからです。<br />
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 東京に入って京都、奈良から広島に向かい、金沢・高山・白川郷と回って日光、仙台を訪れたといいます。東京からは箱根、広島から宮島、奈良から高野山などにも足を伸ばしました。日本人的感覚ではゆったりとした長旅かも知れませんが、二人にとっては大急ぎの慌ただしい旅だったようです。<br />
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 桜の時期としては最高。どこへ行っても満開でその美しさを堪能したといいます。でも、何十年振りかの寒波があったようで、写真に写った二人はもともと太っているので、着ぶくれでだるまさんのようでした。ロイスはこの寒さで途中風邪を引いて2日間ほど寝込んでしまったといいます。私たちは、出かける前に日本の春はそれほど寒くはないとアドバイスしただけに、何だか気の毒で申し訳ない気分になったのです。<br />
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 さて、前置きが長くなってしまいましたが、私たちの興味は外国人が初めて日本を訪れてどんなことに興味を持ち、驚き、喜び、失望したかということですね。話す相手が私たち日本人ということで、二人の話は割り引いて聞かなくてはなりませんが、全般にとても良い印象だったようで私たちもホッとしました。<br />
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 二人の日本の印象は「美しい」、「清潔」、「親切」、「美味しい」、それに「割安」といったキーワードで表現すればあたっているでしょう。雄大な大自然のオーストラリアから日本へ渡れば、隅々まで手入れされた庭園や箱庭的な風景、一斉に咲く桜、それに端正な街づくりなどは体験したことのない美しさだったに違いありません。東京の巨大ビル群にはちょっと失望したようです。<br />
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 私たちが、このアフタヌーン・ティーに訪れた時、ドアを入ると私たちのためにスリッパが用意されていました。いつもは靴のまま家の中に入るのですが、旅館などで日本の習慣を体験して「これはいい」と思ったのでしょう。飛行機でサービスされたスリッパを持ち帰って私たちに準備してくれたのです。この他、隅々まで掃除の行き届いた部屋、美しくきれいな食器、おしぼり、入浴の方法など普段私たちが当たり前にしていることが二人にはとても清潔好きな習慣に見えたのだと思います。<br />
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 オーストラリア人は本当に親切で、困った人がいれば誰かが即座に手助けします。そのオーストラリア人が日本人は親切だというのですから何だか面映ゆいのですが、二人は日本で何度も小さな親切に感激しました。道を尋ねれば目的地まで連れて行ってくれ、食事中食べ物が服に落ちれば仲居さんがおしぼりで拭き取ってくれ、電車では席を譲ってくれ、風邪を引いたとき、ホテルの従業員が伝言を日本語で書いてくれて無事薬局で風邪薬を買うことができたりしたそうです。まだまだ日本も捨てたものではありませんね。私たちも嬉しくなりました。<br />
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 食べ物にもその美味しさ、美しさ、多様性、割安感に驚いたようです。特にギャリーはシドニーの5つ星ホテルのシェフ(総料理長)をしていただけに料理については一家言がありますから、興味深く観察してきたようです。特に、知ってはいたようですが、多くの種類の料理が次々に出される和食には驚き、魚介類はオーストラリアに比べてはるかに新鮮で質も良いと感心していました。また、旅館の朝食もおかずの多さに感激したといいます。<br />
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 オーストラリアの家庭ではディナーでも1枚のお皿にステーキなどのメイン料理とジャガイモ、それに簡単なサラダが載せられて、それがすべて。デザートとお茶でおしまいというスタイルですから旅先の食事とは言え多彩な料理に驚いたでしょう。ちなみに、オーストラリア人はお刺身が苦手な人が多いのですが二人とも大好物です。<br />
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 食べ物といえば、デパチカのお惣菜売り場、デリカテッセンには本当に驚いたようです。私たちは二人に日本では是非デパチカを見てみるように勧めたので、わざわざ出かけたのでしょう。美味しそうに美しく調理されたお惣菜がずらりと並ぶあの光景を見て二人が驚く様子が目に浮かぶようでした。<br />
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 私たちの住むバデリムのスーパー・マーケットで売っている調理済みのお惣菜はロースト・チキン、マヨネーズで和えたサラダ、ハム、茹でたエビくらいのものです。レストランからのテイクアゥエイ(Takeaway、テイクアウト=Takeoutのことをオーストラリアではこう呼びます)はとてもポピュラーです。<br />
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 清潔の話題のところでご紹介すべきでしたが、オチの話題をもうひとつ。二人が日本を旅して気に入ったものに温水洗浄便座があります。行く先々のホテルや旅館のトイレがこの便座で、使う度にその快適さと清潔さが心地良かったのでしょう。帰国してすぐにこの温水洗浄便座を自宅トイレに取り付けることにして装置を取り寄せたのです。<br />
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 オーストラリアではまだこの温水洗浄便座はほとんど普及していないので、普通トイレには電気のコンセントが用意されていません。二人は早く工事を済ませて快適な生活習慣を取り入れるのが待ち遠しい様子でした。<br />
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