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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

日本再生を願って在外投票 

2010年07月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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 参議院議員選挙は論戦まっただ中の今日、私たちはブリスベンの総領事館で在外投票をしてきました。我が家から総領事館までハイウェイを走って1時間半ほどですが、投票を済ませ飲茶のランチを楽しみ、ついでに日本の食材の買い物をして来ましたから、日の短い冬のほぼ1日の行程です。<br />
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 在外投票とは海外に住む日本人が日本の選挙に参加して投票権を行使することです。投票できる選挙は衆議院議員選挙と参議院議員選挙で地方選挙はこの制度に含まれていません。オーストラリアではこの参院選公示翌日の6月25日(2010年)から大使館や領事館など在外公館で投票が始まり、7月3日か4日まで投票ができることになっています。<br />
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 この在外投票をするには、まずあらかじめ領事館などで在外選挙人登録の手続きをしておくことが必要です。その手続きの書類が転出した出身地の選挙管理委員会に送られ、名簿に登録されて在外選挙人証が発行されます。その在外選挙人証が領事館経由で本人に届くのは最初の手続きから約2カ月もかかりますから、ずいぶん早くから手続きをしておかなくてはなりません。前回の選挙ではそれを知らなかった私たちは投票したくてもできず、歴史的な選挙に参加することがかないませんでした。<br />
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 高層ビルの17階にある在ブリスベン総領事館の会議室に設けられた投票所に着くとまず入り口でガードマンに在外選挙人証とパスポートを提示してチェックを受け、投票所に入ります。お昼12時を少し過ぎた時刻に着いたのですが、昼休みも休日もなく受け付けているようです。その時間、投票に来ていたのは私たち二人だけ。係員は責任者(?)らしき男性と3人の女性がいて、投票用紙などなどの説明、記載の方法や封筒への入れ方まで懇切丁寧に教えてくれ、無事投票をすることができました。投票用紙は2重の封筒に入れられ、出身地の選挙管理委員会に空輸されることになります。<br />
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 こうした在外公館での投票だけでなく、手続きの作業は煩雑ですが郵送による投票や、日本での投票日に一時帰国している場合などもこの在外選挙人証を使って投票が出来ることになっています。<br />
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 ところで、この在外投票の制度。海外に居住する日本人も国政の選挙に参加するという至極当たり前の制度のように思うかも知れませんが、この制度が法律に定められたのは1998年のことですから、つい12年前までは当たり前ではなかったのです。そして、この制度が実現するまで7年もの間署名集めから国会への請願、世界各地とのネットワーク作りなど制度実現へ向けた一人の壮絶な運動があったのです。<br />
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 この人は、シドニー在住の保坂佳秀さん。オーストラリアで日本語の新聞を出している日豪プレスのウエッブ版に保坂さんへのインタビュー記事が掲載されていますから、ぜひ併せてお読みください。URLは下記の通りです。海外に住む日本人の母国への思いがひしひしと伝わって来ます。<br />
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<a href="http://top.25today.com/_webliotest.php" target="_blank">http://top.25today.com/_webliotest.php</a><br />
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 この在外投票の実現に向けて運動を始めた最初のきっかけについて、保坂さんは「オーストラリアに来て10年以上経った頃、海外から客観的な視点で日本を見ていると、どうも日本国内の議論は世界の動きと噛み合っていないと感じることが多かった」からだといいます。私も保坂さんに比べればオーストラリアでの生活はぐっと短いのですが、政治を始め社会、経済、文化、教育など広範囲で世界の潮流・スタンダードから外れ、大切なものを忘れているように思うのです。<br />
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 些細なことを言い出せばキリがありませんが、今回の選挙でも品のない中傷や当てつけ、上げ足とり、内輪もめなどが横行して日本をどう再生させるのかという大切な論争は隅に追いやられてしまっています。有名人を候補者に担ぎ出したり、選挙前のご機嫌伺いだけのために消費税増税は絶対反対だと声高に叫んだり…。きょう投票したばかりですが見苦しい選挙です。<br />
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 そして、私は何度もこのブログに書いているのですが、私たちは母国日本が公正に、力強く、誇り高く、美しく進んでいって欲しいと心底願っています。大げさに言えば心の拠りどころでもあります。私たちが今日投じたそれぞれの一票はそんな思いを込めた一票なのです。<br />
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